眠れるライオンもたまには起きるっ

『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』著者の鈴木鋭智が受験生を励ましたり冷やかしたり・・・

カテゴリ: 仕事/キャリア論

一応「企業研修講師」なので、

企業から依頼されて社員にプレゼンテーションのやり方を指導したり、

広報担当者にプロモーションのアドバイスをしたりすることもある。

(後者になると、講師というよりはコンサルタントだね)





ある専門学校から、営業・広報の職員に話し方の研修をしてほしいと依頼されたことがあってね、


その業界では一番歴史の古い学校なんだけど、

最近、新しい学校が増えすぎて学生の奪い合いになってしまったので、

学校説明会でライバルに勝てるような話し方を身につけさせたい。


という話だったんだよね。





ところが、

実際に話しているのを見ると、話し方にはさほど問題がない。



でも、

何となく弱い。刺さらないんだよ。



実習の設備がどうの、英会話の授業がどうの、学生生活のケアがどうのと、

これらは・・・ライバル校もほぼ同じ話をしていると思われる。





貴校が差別化できるところって、そこですか?





試しに質問してみた。


「この学校の卒業生で一番出世された方って、どんな方ですか?」


すると、


「そりゃあ・・・いろんな会社の経営陣とかにいるんじゃないですかね?」


「具体的にどの会社ですか? どの役職ですか? 誰ですか?」



職員さんがあやふやだったんで、役員の方に聞いてみた。すると、



出るわ出るわ、

誰もが知ってる数々の有名企業の経営者、役員クラスに

この学校の卒業生がゾロゾロと!




業界で一番歴史が古いということは、卒業生の年齢が高いということだもんね。

新規参入組がどんなに設備投資しても、絶対かなわない。



圧倒的優位性というやつ。



「これら業界の大物たち、みんな本校の卒業生です!」

これを言えたら学生も親御さんも信頼してくれるよね。




ならば、偉くなった卒業生からコメントもらってくるのが一番☆

話し方の練習なんかやってる場合じゃない(笑)





刺さるプレゼンテーションには、こういう発想の転換が必要なんだよ。

手持ちのネタを上手にまとめようとしていたら、こうは化けないよね。








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いまとなっては遠い昔、

バンドやってたんだよね。

(そのため金髪だったりロン毛だったりしたけど、そのころの写真は封印してる・笑)




30歳までやってた。

31歳の誕生日でやめた。





なんで辞めたかというと、

気づいちゃったんだよね。





「俺、音楽で1円も稼いだことなくない?」





コンテストに出ると、毎回「東北大会の決勝」くらいには残った。

オーディションが必要なイベントも、応募すれば出演できた。

地元のFM局主催のイベントにも何度も呼ばれていた。




評価はされるんだよ。褒められるんだよ。

でも、すべてノーギャラなんだよね(笑)

(ギャラとして野菜もらったことはある)




一方、

文章の方は学生時代からライター的なアルバイトで原稿料を稼いでいたし、

教える仕事も家庭教師→塾→専門学校→予備校とどんどんギャラがアップしている。






「ギャラ」という尺度で市場がすでに判定を下していたんだよね。




ずっと「自分には音楽の才能がある」と信じて疑わなかったけど、

「できればプロになりたい」とかって中途半端な夢を抱いていたけど、



「実際、稼げてない」という事実には逆らえなかったなあ(笑)





もちろんお金がすべてという話ではなく、

自分の主観ではなく、目に見える事実で向き不向きを測定しようという話。



人生の回り道をしないためにも、

勝てるフィールドを正しく見極めることはとても大事。









八戸の講演会で「いい質問」があったので紹介するね。




「海洋なんとか学部に行って海の生物の研究したいんですけど、

そこから先の『職業』が思いつかないんです」




研究そのものが好きという人って、いるよね。

研究者って本来そういう人たちなんだけど、

AO入試・推薦入試で受かろうと思ったら、やっぱり志望理由書には「将来の職業」を具体的にビシッと書く必要がある。




「で、いまのところ何の仕事が頭に浮かぶ?」

「・・・公務員ですかね? 県の水産試験場とか」




それだけかい?!(笑)




研究したいくらい魚が好きなら、他に仕事はいくらでもある。

たとえば水族館。

飼育員が一番思いつきやすいだろうけど、

「水族館をプロデュースする」という職業もある。研究というよりエンタメだ。

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世界中の海に潜って魚の写真を撮るカメラマンもいるね。

研究者になるならJAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)に入って深海探査に行くのもいい。

NHKに就職して、海の生き物の番組を作るという手もある。

自分で熱帯魚のショップを開くというのもいいね。

近大マグロを超える画期的な養殖場を作ってもいい。

海洋資源を守るための技術を開発して、それを各国の政府機関に売るベンチャービジネスも面白い。

「おさかな俳句」みたいなジャンルを作って本を出したら間違ってヒットするかもしれない。






ほら、「魚が好き」が高じて就ける職業は無限にあるんだよ。




自分の町にはいないかもしれないけど。

親に言ったら「何バカな夢見てんの!」と怒られるかもしれないけど。

大学のパンフレットにも書いてないかもしれないけど。





職業を考えるときは、「現実的」という名の枠を取っ払うのが大事。

前例、常識、みんなの意見、実家の経済的事情、実家からの交通の便、自分のいまの成績・・・

「現実」を先に考えると、人生は小さく小さくまとまってしまう。




自分の人生は、地球規模で考えよう!

「アホ」と笑われるくらいがちょうどいい。











ワタナベです。
直近のアシスタント業務はお遊戯の練習相手でした。

運動会が終わっても「ハッピーくまモン」が頭から離れません。






ところで、『公務員試験 受験ジャーナル』でダンゴムシ師匠による連載が始まります。

11月1日発売の「29年度 Vol.1」から始まる「ES・面接対策講座」全3回。

第1回は「実例に学ぶ 刺さる自己PRのまとめ方」です。




代ゼミ時代からAO推薦対策の志望理由&自己PRには異様に熱かったダンゴムシ師匠ですが、

最近その理由がわかりました。




師匠が教えていたのは「入試のために学校の先生が考えた書き方」ではなく、

「出版やメディア出演で稼ぐプロのためのプロフィール構築法」なんだそうです。

2011年の出版デビュー前に結構なお金と時間をかけて学んでいたらしく、

AO推薦対策のみならず、その後の出版やテレビ・雑誌への露出、さらには近年のキャリアシフトでその威力を証明したぜ、と自分で言っていますw



それを就職活動のエントリーシートに応用するとは、なんて贅沢な。



そんな「ES・面接対策講座」、なぜか今回も師匠は写真ではなくイラストで登場です。

受験ジャーナル29年度vol1記事2


以上、アシスタントのワタナベでした。




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うちの3歳児によると、

「パパのおしごとは、絵本をつくること」

たしかに『オキテ55』シリーズ3冊も今回の『無敵の論文メソッド』もイラストばっかりなので、あながち間違っちゃいない。

(正確にはイラストのアイデアだけ出して、絵はイラストレーターの村山宇希さんに描いてもらってる)




最近は喋る仕事のときもイラストだらけになってきたよ。

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ビジネスセミナー『問題解決のためのミニマルシンキング』のスライド。

生産工程における問題解決の事例の1コマ。

これくらいならパワーポイントの「基本図形」の組合せだけで自分でもチャチャッと描ける。

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あ、これはこのブログでも書いたことのある某公共施設・・・
http://eichi08.com/archives/51305375.html




だんだん文章より絵を描いてる時間の方が多くなって、

自分は一体どこに向かってるんだろう?(笑)




お風呂に入ってたら、

「パパ、ちいさいとき何になりたかったの?」

「子どもの頃はマンガ家になりたかったなあ。

あ、マンガ家って知らない?

絵本描く人ね」




ん?

あーーーーーっ!

昔の夢が叶ってるじゃないか?!いま気付いたよ。



小学校の頃は「将来の夢はマンガ家」って言ってた。

親にも先生にも友達にも言ってた。



夢は口に出すと叶うって、ホントだね(笑)



せっかくだから、もっと口に出してみようか。

「パワポ漫談で海外講演したーーーい!」

「自分が描いた4コマ漫画で本を出したーーーい!」

「本格マンガの原作を書きたーーーい!」



さあ、どれが実現するかな???


公務員試験 無敵の論文メソッド
鈴木 鋭智
実務教育出版
2016-02-09


「ほらほら、選択肢をよーっく見てみよう。

この問題、本文を読まなくても答えが決まるじゃん♪」



って、自分がこんな「邪道」な教え方をするとは思わなかったなあ!(笑)



大学受験予備校ではこういう「読まずに解く」みたいなこと言う講師は一番軽蔑される。

実際、多くの問題はそんなテクニックが通用しないように作られているので、ちゃんと読むしかない。

大学入試は「学力試験」だから。




ところが公務員試験の場合、

コツコツじっくり読んでも答えは出るけれど、

「ある点」に気づけば全部読まなくてもサクッと答えられるように作られている。マジ。



これは出題者のレベルが低いとかの話ではないらしい。

選択肢の作り込み方を見ても、明らかにセンター試験と同等の作問技術(SVOで騙す、ポイント2つで騙す、因果関係で騙す、その他)が駆使されていて、

少なくとも入試問題を業者に外注するような大学よりは問題の質がいい。

だから「裏技」的にサクッと解けるように作られているのは、わざとだね。




それは、公務員試験が「採用試験」だから。



一つの案件を地道にコツコツ1時間かけて取り組む人と、

同じ案件の急所をパッと見抜いて5分でサクッと片づける人。

どっちが社会人として優秀か?



学校で「勉強はコツコツ地道にやるもの」と洗脳されてきた人には、「裏技でサクッと解く」のは邪道に見えるかもしれないけれど、

社会に出たら仕事は「ハック」するものだ。

(hack=目の付けどころを変えてサクッと片づけること。その要領で不正侵入する人がハッカーと呼ばれる)

コピー取りからスケジュール管理まで、要領のいい人/悪い人の差は大きいからね。




学校の常識は社会の非常識。

「地道にコツコツ教」で救われなかった人は、「ハック教」に改宗してみよう。

最短・最速の解法を見つけよう。






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