眠れるライオンもたまには起きるっ

『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』著者の鈴木鋭智が受験生を励ましたり冷やかしたり・・・

カテゴリ: プレゼンテーション

最近のプレゼンでは、パワーポイントのスライドを使うことが多いよね。


スライドの作り方には鉄則があって、

「Keep It Short & Simple」(短くシンプルに)

略して「KISSの法則」とも呼ばれる。



KISSといっても、これじゃないぞ。





「Keep It Short & Simple」というのは、

スライドを作るときにあれこれ情報をたくさん盛り込むのではなく、

できるだけ情報を減らして減らしてシンプルにしろということ。





1枚のスライドに文章と写真とグラフと・・・ってあれこれ詰め込むと、

聞いている方はいまどの部分の話なのかがわからなくなる。

だから言葉で1枚、次に写真で1枚、グラフで1枚と分けてスライドを切り替えよう。





言葉だけのスライドを作るときは、

ダラダラと長い文章を載せないこと。

ブログ用 シンプルなスライド1


これは読まないと内容が頭に入らない。

でも人は基本的に「読む」ことが面倒くさい生き物なんだよ。

君たちも現代文の長い文章とか、読みたくないじゃん(笑)



なので「文章」ではなく「キーワードと記号」で整理する。

ブログ用 シンプルなスライド


これなら読まなくても内容が目に入るよね。



スライドは「読む」のではなく「見る」ものと心得よう。




プレゼンでも集団討論でも、

「意見」を言うことってあるよね。

ちなみに「意見」というのは感想じゃないよ。
ただの「賛成/反対」でもない。



「意見」とは「◯◯すべきである」というアイデアを提案すること。



「雨が降りそうだから、傘を持っていくべきだよ」という身近な提案から、

「海洋汚染を防ぐためには、ストローを紙製にするよりも漁船を使って海の浮遊ゴミを一網打尽に回収すべきだ」みたいな大きな提案まで、

「◯◯すべき」というアイデアを提案するのを「意見」という。





だから「国の政策について、あなたの意見を」という、一見「賛成/反対」を問われているような場合でも、

賛成するなら「それを実現するために◯◯するべきだ」というアイデアを提案する必要があるし、

反対するなら「それをやらない代わりに△△するべきだ」というアイデア(対案)が必要だ。





ただ、これって勇気が要るんだよね。

誰かに反対されるかもしれないし、

自分が間違ったこと言ってるかもしれないから。




そこで、大事なことを教えておこう。

そもそも「意見」というのは「賛成と反対が成り立つもの」なんだよ。

誰も反対しないことというのは、言っても言わなくても同じ。空気みたいなもんだ。




だから「反対する人がいる=間違った意見」ではないんだよ。

むしろ「反対する人がいる=パワーがある意見」と思った方がいい。








公務員試験 無敵の論文メソッド
鈴木 鋭智
実務教育出版
2016-02-09





一応「企業研修講師」なので、

企業から依頼されて社員にプレゼンテーションのやり方を指導したり、

広報担当者にプロモーションのアドバイスをしたりすることもある。

(後者になると、講師というよりはコンサルタントだね)





ある専門学校から、営業・広報の職員に話し方の研修をしてほしいと依頼されたことがあってね、


その業界では一番歴史の古い学校なんだけど、

最近、新しい学校が増えすぎて学生の奪い合いになってしまったので、

学校説明会でライバルに勝てるような話し方を身につけさせたい。


という話だったんだよね。





ところが、

実際に話しているのを見ると、話し方にはさほど問題がない。



でも、

何となく弱い。刺さらないんだよ。



実習の設備がどうの、英会話の授業がどうの、学生生活のケアがどうのと、

これらは・・・ライバル校もほぼ同じ話をしていると思われる。





貴校が差別化できるところって、そこですか?





試しに質問してみた。


「この学校の卒業生で一番出世された方って、どんな方ですか?」


すると、


「そりゃあ・・・いろんな会社の経営陣とかにいるんじゃないですかね?」


「具体的にどの会社ですか? どの役職ですか? 誰ですか?」



職員さんがあやふやだったんで、役員の方に聞いてみた。すると、



出るわ出るわ、

誰もが知ってる数々の有名企業の経営者、役員クラスに

この学校の卒業生がゾロゾロと!




業界で一番歴史が古いということは、卒業生の年齢が高いということだもんね。

新規参入組がどんなに設備投資しても、絶対かなわない。



圧倒的優位性というやつ。



「これら業界の大物たち、みんな本校の卒業生です!」

これを言えたら学生も親御さんも信頼してくれるよね。




ならば、偉くなった卒業生からコメントもらってくるのが一番☆

話し方の練習なんかやってる場合じゃない(笑)





刺さるプレゼンテーションには、こういう発想の転換が必要なんだよ。

手持ちのネタを上手にまとめようとしていたら、こうは化けないよね。








AO入試・推薦入試で「プレゼンテーション」が課されることが増えているよね。



面接官の前で(他の受験者もいるかもしれない)、何かのテーマについて発表をするのがプレゼン。

事前に内容も作り込んで、話し方も練習しておかなきゃいけない。

プレゼンは準備で9割決まるといっていい。




でも、初心者の高校生が頑張ってプレゼンをすると、


「とりあえず調べたことを全部並べました」的なプレゼンになりがち。




「ただの説明」と「刺さるプレゼン」はぜんぜん違うからね!




面接官(審査員)に評価されるのは

「よく調べたね、努力したね」ではなく

「面白い! 納得!」と思わせたプレゼン。



10しゃべるより、1伝わる方が大事なんだよ。




では、「面白い!」と思わせて面接官に「刺さる」プレゼンをするにはどうするか?





第一のポイントは「このプレゼンは何をくつがえすのか?」




当たり前の話、みんな知っている話、常識的な正論を語っても意味はない。


初めて聞く話、誰も知らない話、常識をくつがえす話だから、聞きたくなる。





実は予備校講師って、ここが上手いんだよ。




学校で教えるのとはぜんぜん違う解き方とか、


苦手な人がよくやる不毛な努力とはぜんぜん違う勉強法とか、


高校生がイメージしている社会とはぜんぜん違う世界の話とか、




必ず何かをくつがえすところから授業を始めている。

当たり前の話をする講師は存在価値がない、くらいの世界だよ(笑)




話術よりも知識よりも、

「何をくつがえすのか?」を最初に考えよう。




パワーポイントの使い方とかは、ずっとあとの話だ。

順番を間違えちゃいけないよ。




くつがえすプレゼンの例として、

日本経済新聞出版社のサイトにある俺の動画を紹介するね(笑)






cbff425b2b8cd703018222e94399f8da_s


面接、緊張する?

面接官、怖い?



いやいや、面接官は叱ったり説教したりしないからね。



高校の二者面談とはぜんぜん違うからね!





面接にビビっている高校生は、自分の立ち位置がわかってないなぁ。


君たちは「ものすごく高額な商品を買おうとしているお客様」だ。




国立大学4年間にかかる学費は

入学金282,000円+授業料535,800円×4=2,425,200円

私立文系だと平均して

入学金242,579円+授業料746,123×4=3,227,071円

私立理系になると

入学金262,436円+授業料1,048,763×4=4,457,488円





300万円とか400万円とか、想像つく?

ルイヴィトンとかエルメスとかで300万円買い物したら、

超VIP待遇されるぞ☆

別室に通されてフカフカのソファでシャンパン出されるレベルだぞ。たぶん。
(そこまで買ったことないので想像だけどw)





300万円の札束を持った君は

もはや査定されたり減点されたりする立場じゃない。



君が大学を選ぶ側だ。



自分を理解してくれる教授がいるか、
自分に合った環境が揃っているか、
自分に見合う仲間が集まりそうかどうか。



「300万円の投資に見合うかどうか見極めに来ましたが、何か?」


くらいの気持ちで面接に望むのがちょうどいい。



そうすると、自然と振る舞いもセレブっぽくなる。

猫背も伸びる。バタバタ慌てなくなる。

オドオドしなくなる。だってセレブだもん。



さあ、自分の存在価値に自信をもって、

面接にGO!!


【参考動画】鈴木鋭智『面接のポイント「声と姿勢」』
日本経済新聞社「受験参考書ベストセラー作家が教える大学受験面接・小論文のポイント




604305


いるよねー。

800字の志望理由をそのまま暗唱する人。



(あー、今年も来た来た。人の話を聞かずにまくしたてる奴。

それに用意した志望理由だって、塾の先生に書いてもらったんだろ?

暗記したの思い出すのに必死で口開いてるし、白目向いてるしw)



というのが面接官の本音だよ。



大学が求めているのは「立派な答えを暗記できる優等生」ではなく

「大人と対話ができる人」だ。







志望理由を聞かれたら、「将来◯◯するために△△を学びたいからです」くらいシンプルに答えよう。



すると面接官は「◯◯に興味があるなら、この本は読んだ?」みたいに次の質問をしてくる。



それに対してまたシンプルに答えると、次の質問が・・・と対話のキャッチボールが続くよね。



アドリブでも一貫した答えができると、「本物だ」という証明になるんだよ。






よく「去年受けた人がこんな難しい質問されて、こう答えたら落とされた」みたいな噂が流れたりするけど、それを信じちゃいけないよ。

そもそも先輩が意地悪な質問をされたのは、用意していった志望理由が嘘くさいと思われたからだ。

面接官は、本物かどうかを見抜くために想定外の質問を投げかける。

だから「こう答えると落とされる」じゃなくて、それ以前に勝負はついていたんだよ。





面接の評価は「内容」ではなく「答え方」。




相手はこれから4年間お世話になる先生だ。

面接官との対話を楽しんでこよう!!







【参考動画】鈴木鋭智『面接のポイント 峪嵋祥由を聞かれたら」』
日本経済新聞社「受験参考書ベストセラー作家が教える大学受験面接・小論文のポイント」

表紙 小論文&プレゼン


ついに完成!

『採点者の心をつかむ 合格するプレゼンテーション・面接・集団討論』(かんき出版)




中身はというと・・・

こんな4コマまんががあったり、

IMG_2771




こんなパワーポイントの操作画面があったり。

IMG_2770





いつもながらポップだけど、

かなり充実した情報量だよ。

これで税込み1,080円って、学割か?!






今回の表紙は高橋明香さん(おかっぱ製作所)。
『小論文のオキテ55』で受験参考書の世界に革命を起こしたデザイナーさんだよ。

カバーと帯のイラストは八重樫王明さん。

本文デザインはホリウチミホさん(ニクスインク)。

本文イラストは坂木浩子さん(ぽるか)。

編集協力(文章の校正など)は横浜編集事務所の向崎真さん。

そして、編集者はかんき出版の荒上和人さん。
『東大のディープな日本史』(相澤理・著 中経出版)を大ヒットさせた敏腕編集者。
『小論文のオキテ55』で初めて組んだときは、おたがい新人著者と新人編集者だったねえ。



そんなプロフェッショナル集団による渾身の一冊。

もうすぐ書店にも並び始めるので、待っててね!!








510h+S9u2iL._SX344_BO1,204,203,200_

ついに表紙も完成!!

新刊『採点者の心をつかむ 合格するプレゼンテーション・面接・集団討論』

今回の表紙は、蛍光黄緑です☆




ちょっと前まではAO入試・推薦入試といえば「面接+小論文」だったよね。


ところが近年、この「面接」の部分が変化というか、多様化している。



「面接の中に10分間のプレゼンテーションを含む」とか

「募集要項に『集団面接』と書いてあるのに、行ってみたら集団討論だった」とか。

「『ディスカッション』といわれていたのに、実は『ディベート』だった」とか。




ただの「面接練習」だけじゃ勝てないんだよ。

プレゼンテーション、ディベート、ディスカッションの「正しいやりかた」を知っているかどうかで、

合格/不合格がはっきり分かれてしまう。怖っ。




ところが学校ではプレゼン・ディベート・ディスカッションなんて教えてくれないよね。

欧米では必須の「人前での正しい話し方=パブリック・スピーキング」の教育が、日本にはない。




だから、いまの高校生には自称「コミュ障」の「口下手・人見知り・あがり症」がとても多いし、

大学生は就職活動の面接で心が折れるほど苦労してしまう。




そんな君のために、この本を書いた。



予備校講師として人前でしゃべり続けた経験、
AO入試・推薦入試の個別指導で第一志望合格率9割を叩き出した経験、
テレビや雑誌に出てプロ集団の企画、演出、制作に関わった経験、
ビジネスパーソンに話し方、議論の仕方を教えてきた経験、
経営者や広報担当者にプレゼンテーションを教えてきた経験。



20数年のしゃべり屋稼業で得てきたノウハウを

1冊に詰め込んでみたよ。トッピング「全部のせ」(笑)



大学受験の高校生も

民間企業を目指す就活生も

公務員を目指す就活生も

スキルを磨いてキャリアアップしたい社会人も



この本で「勝ち続ける人生」を手に入れてくれ!!





《目次》
第1部 二十一世紀型入試は「話す力」と「アイデア」で決まる!

 第1章 二十一世紀型大学入試って何やるの?
  1 多様化? 混迷? 「二十一世紀型の大学入試」とは?
  2 プレゼンテーションって何するの?
  3 集団討論って何? 集団面接と違うの?
  4 コミュニケーションを決める「もう一つの要素」とは?
  5 「生きる力」「思考力」よりも「アイデア」だ!

 第2章 「話し方」の基本を身につけよう
  6 大きな声で話す
  7 ゆっくり話す
  8 緩急、高低、強弱のメリハリをつける
  9 センテンスは短く
  10 大事なことから順に話そう

第2部 プレゼンテーションは準備が九割

 第3章 すべらないコンテンツの構成法
  11 内容が大事なの? 話し方が大事なの?
  12 すべらない話の構成「3D話法」
  13 【Difference】他の話とは何が違うの?
  14 【Detail】具体的に詳しく説明しよう
  15 【Development】発展的な未来を語ろう
  16 順番を入れ替えると伝わり方が変わる
  17 自分の土俵で勝負しよう
  18 自称「頑張りました」は証拠にならない
  19 「プレゼン映え」する写真を残しておこう
  20 固有名詞を使うと信用度が増す
  21 「数字」で語ると説得力が倍増する
  22 そもそも研究発表って何するの?
  23 「企画、アイデア型」のプレゼンでは何をする?

 第4章 その場を支配するパフォーマンス
  24 服装で「エリート感」を出す
  25 まず、会場を黙って見渡す
  26 原稿は書かない、覚えない。
  27 身振り手振りは意図的に
  28 パソコンや資料は見ない
  29 時間管理はプレゼンの生命線

 第5章 パワーポイントを使いこなそう
  30 「パワーポイント」って、どんなソフト?
  31 パワーポイントの基本構成
  32 どうやってスライドを作るの?
  33 オブジェクトを挿入・編集しよう
  34 スライドのサイズ(縦横比)に注意しよう
  35スライドのフォントはどう選ぶの?
  36 スライドはシンプルが一番
  37 視覚効果の機能は使わない
  38 文字は「読ませる」のではなく「見せる」もの
  39 一行ずつ表示したい
  40 グラフの載せ方には二種類ある
  41 写真の見映えをよくしたい!
  42 パソコンの接続に慣れておこう

 第6章 アナログな小道具の使い方
  43 紙の資料は読ませるな
  44 印刷物を作るときの注意点
  45 黒板とホワイトボードを使ったパフォーマンス
  46 スケッチブックで「めくり芸」
  47 手作り小道具は「丈夫、見やすい、出しやすい」

第3部 面接と集団討論は「キャッチボール」が九割

 第7章 個別面接、集団面接は「オーラ」で勝つ
  48 面接の基本動作を覚えよう
  49 オーラを出すコツは「姿勢」と「表情」
  50 練習しておくべき三つの言葉
  51 志望理由は「きっかけ」ではなく「目的」を語る
  52 部活動の話が「月並み」になってしまう
  53 自分のキャラを正しく理解しよう
  54 想定問答集は無駄
  55 集団面接では自分の番でなくても油断するな
  56 「私も同じです」と言ってはいけない

 第8章 集団討論とは「みんなで問題解決する」ことだ
  57 集団討論には「ディスカッション」と「ディベート」がある
  58 司会は「マネジメント能力」が評価される
  59 思いつきの羅列にならない板書のコツ
  60 できる大人の話し方「PREP法」
  61 いきなり解決策に飛ばない
  62 小さなことを問題提起するな
  63 解決につながる「原因」、つながらない「原因」
  64 過去を悔やんでも問題は解決しない
  65 禁止令や呼びかけ以外の手を考えよう
  66 妥協案より「抜け道」を見つける
  67 論点のズレを見つけよう
  68 ディベートのゴールは「論破すること」ではない
  69 やっぱりディベート部は強いの?
  70 「頭がいい」と思わせる反論ポイント
  71 反対意見は「敵」ではない

このページのトップヘ