眠れるライオンもたまには起きるっ

もともと国語講師・鈴木鋭智が受験生を励ましたり冷やかしたりするブログでしたが、最近はアシスタントが近況をお伝えしています。

大学入試・小論文

◇お知らせ◇
■近日発売!!
『公務員試験 無敵の文章理解メソッド』(実務教育出版)
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長男も重版17刷

重版のお知らせが続いて恐縮っす!

先日の四男『現代文のオキテ55』に続き、

長男『小論文のオキテ55』も、またまた重版決定!

17刷、3万7千部☆

毎年この時期になると売れるんだよね。
みんなセンター終わってから慌てて小論文対策始めるからなあ(笑)




続編(実践編)も書かなきゃなんだけど、
(そろそろ編集者からのプレッシャーをヒリヒリ感じてきたぞ)

ちょうどそれに使おうと考えていた宮城大学の過去問について代ゼミ生徒さんから質問があったので(ホントいいタイミングだね)、

近日中にここで答えよう♪

『小論文大師教你 寫作的技術』

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『小論文のオキテ55』の台湾版が完成☆


『小論文大師教你 寫作的技術』
(スマホと携帯では正しく表示できてるかな?)



翻訳出版は『回話的藝術』(『仕事に必要なのは「話し方」より「答え方」』)に続いて2冊目だ。
2013年11月19日 『回話的藝術』台湾デビュー☆

日本の大学入試の対策本なのに、向こうではビジネス書として出るらしい。不思議だね。



今回は村山宇希さんのイラストもそのまま。「オキテシリーズ」の脱力感をそのまま残してる♪

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つーか俺、「小論文大師」になっちゃったよ(笑)

川崎大師みたいだね。厄除けビジネスでも始めるか?



ともかく、「代ゼミ講師」に代わる肩書きが欲しいと思っていたので丁度よかった☆



一言さん

「『二回目の法則』とか『長い台詞にはポイント二つの法則』とか『きっかけ気持ち理由の法則』とか『わけわかんないときは●番の法則』とか、

先生の言う『法則』って、使えるんだけど

ネーミングセンスは全然ないっすよね」



痛たたたた。。。



たしかにそうなんだよなあ。

コピーとかネーミングとかって、昔から苦手なんだよ。






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奈良県御所市にある「一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)」。

『古事記』によると、鹿狩りに行く途中の雄略天皇に出会い、

「吾は悪事も一言、善事も一言、言い離つ神。葛城の一言主の大神なり」

と名乗ったという。




おー!

何でも一言でスパッと表してしまう。

これぞコピーライティングの神様じゃね?!

これは是非とも御利益に与りたい。




そうだ 奈良、行こう。




奈良の奥地(つーか、奈良県自体が丸ごと奥地?)、葛城山の麓。

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ちなみに現地では「いちごんさん」と呼ばれている。
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「なんかこう、物事の本質をスパッと言い当てて「おーっ」とか言わせるような、そんな言葉の力を身につけたいんすよ。キャッチコピーで売り上げドカーンみたいな成果も欲しいし。
あと、うちの生徒も小論文で各資料の要点を一言でまとめろとか言うと、なかなかできないんですよ。やつらにもビシッと一言でまとめる力を授けてもらえませんかねえ?」


そんなお祈りをするつもりで鳥居をくぐったところ、案内板に書いてあったのは

「“いちごんさん”と呼ばれ、一言の願いであれば何事も聴き下さる神様として、崇め親しまれ……」




は?




「一言の願いであれば何事も聴き下さる神様」




何ですと?




「一言の願いであれば」




いやいや、それが苦手だからお願いに来たんですが。。。

なんか話が違うぞ(汗)





「一言でまとめる」のは

お参り後の御利益ではなく、エントリー資格だったのかorz


『伝わる文章を書く技術』

「読んだだけで文章が上手くなるような、いい本ないですか?」とよく聞かれて困っていたんだけど、

超おすすめ本が出たよ。




ライフハッカー[日本版]」というサイトで

1日1冊、本を紹介する記事を毎日書き続けている書評職人・印南敦史氏による

「大量に読んで大量に書く技術」の本。



毎日1冊ということは年間365冊!?

これだけ読んで、しかもその書評を書くという仕事量だけでもハンパないんだけど、

この人の本当の凄さはその書評のクオリティ。





この本のAmazonランキングがある日突然急上昇したことがあったんだよ。

何が起こったのかと思ったら、

その日の「ライフハッカー」で取り上げられていた。

それがこの記事↓

「それって、どういうこと?」と聞かれたときの正しい答え方:ライフハッカー[日本版]


まとめ方が上手い!

この本のコアが一番よくわかる部分だけ紹介して、続きも読みたくさせちゃうんだよね。

しかも本全体のネタバレにはならない絶妙なバランス。

(個人的には印南さんの文体のサラッとした温度感が好き)




ホント、著者よりも上手に紹介して下さってありがとうございます。
m(_ _)m

おかげで重版も決まり3万部に達しちゃったので、

印南さんにお歳暮でも持ってかなきゃいけないくらいだ(面識ないけど)




大量に読んで大量に書く必要に迫られている人、

人を動かして物が売れる文章を書きたい人、

そもそも「書けない」で悩んでいる人、

読んだらその日から文章が変わるよ。



紙の辞書みたいな電子辞書

今週の小論文の授業でやった「電子辞書のメリット・デメリット」という練習問題。

英和も和英も広辞苑も古語辞典も漢和辞典も百科事典も全部持ち歩けるメリットは紙の辞書を圧倒していると思うんだけど、

学校の先生の中にはいまだに「辞書は紙に限る」というポリシーを崩さない人がいるんだよね。

でも、頑なに何かを拒否する人にはそれなりの理由があるものだ。

紙の辞書になくて電子辞書にあるものといえば、

qwerty配列のキーボード。

逆に、電子辞書ではやらないのに紙の辞書でやることといえば、

一文字ずつアルファベット順を考えながら単語の位置を検討つけていく作業。

これってかなり頭を使うよね。

自分が賢くなれるかはわからないけど、少なくとも小学生が50音順を覚えたり中学生がアルファベット順を覚えたり、おばあちゃんが呆けるのを予防したりという効果はありそうだ。

本当に効果があるかどうかは別として、効果を期待する人はいるはず。


であれば、電子辞書のメリットを活かしながら紙の辞書派も黙らせる折り合いのつけ方はある。

電子辞書のキーボードをなくして、紙の辞書みたいにスクロールして単語を探す入力方法にすればいい。

(iPhone版『大辞林』は一文字目だけ50音で選べるけど、それ以降は漢字で縦横に並んでいるので、辞書をめくる感覚からは離れてしまう)

キーボードなしのスクロール電子辞書。

これ作ったら小学校で一括購入してもらえそうだよなあ。

誰か作ってみないか?
権利とか要求しないから。

ついに3万部達成☆

拙著『小論文のオキテ55』が、

このたび、ついに、

13刷 30000部達成!!


みなさん、応援ありがとうございます☆
m(_ _)m



実は2011年の2月末に原稿を書き上げた直後に原発事故があったり、10月の発売とほぼ同時期に大津のいじめ自殺事件があったりと、

この本に書いたことを現実が追い越していく形になっちゃって、時事ネタの価値は薄くなってたんだよね(汗)


それでも理論の部分はいろんなところで評価していただいて、

ある高校では全学年の全教室に『小論文のオキテ55』と『AO入試・推薦入試のオキテ55』をセットで置いてくれたり、

NHK『テストの花道』からお声がかかったり、

プロの文筆業の方から「大人向けも出してほしい」と読者カードが寄せられたり(それで出たのが3冊目『話し方より答え方』)、

初対面の添削者が既にこの本をマニュアル代わりに使ってくれていたり。



3万部も嬉しいけど、

受験生から大人まで、幅広く認めてもらえたことがとっても嬉しい。



調子に乗って、シリーズ第3弾『現代文のオキテ55』を書いているところなんだけど、

うーん、ただいま絶賛難航中。。。

果たして2月末締め切りには間に合うのか?!


対立軸を見つけよう

「先生、なんかどの問題も『1メリット 2デメリット 3解決策』の構成で書けそうな気がするんですけど?」

うっ・・・・たしかに(汗)

もちろん「問題点を自分で探せ」的な出題では「1問題提起 2原因分析 3解決策」の方がすんなり書けるので、必ずしも「メリット・デメリット型」が万能ということではないんだけど、

それでも彼の言うことには一理ある。
てか、かなり真理を突いている。




世の中には「中央集権vs地方分権」「原子力vs自然エネルギー」「競争原理vs平等主義」「韓流好きvs嫌韓」「アンドロイドvs iPhone」などなど、いろんな対立軸が存在するよね。

現代文でも小論文でも、筆者は必ず何らかの対立軸を使って文章を書いているものだ。

冬期講習でやったばかりなので慶應の法学部を例に挙げると、

2013年は「調整型リーダーシップvs統率型リーダーシップ」

2012年は「国家が国民の内面を制御するvs(内面は国民の自由)」
(「内面は国民の自由」と直接書いてるわけじゃないけど、普通に読めば察しがつく)

2011年は「合法的抵抗権vs法を否定する抵抗権」

2010年は「同盟国を守るvs自国を優先する」

2009年は「社会の責任を市民が負うvs行政に任せる」

こんな感じ。

この対立軸を無視して「古代ギリシアではインターネットがなかったので・・・」とか書いちゃいけないよ。(課題文に出てくるキーワードに「からめた」だけの小論文を俺は「ちなみに小論文」と呼んでいる)

古代ギリシアだったり明治の日本だったり未来国家だったりするのは単なるモチーフ(小ネタ)であって、テーマは上記の対立軸。いつの時代でもどこの社会でも議論される普遍的課題だ。

「テーマを理解する」というのは「対立軸」を理解することなんだよ。




冒頭の生徒の発言に戻ると、

AとB、二つの思想が対立しているとすると、「Aのメリット=Bのデメリット」「Aのデメリット=Bのメリット」である場合が多い。

だから「1メリット 2デメリット 3折り合いのつく解決策」という書き方で片付いちゃうんだよね。

悔しいけど、戦略として正しい。



実は、俺自身もこの1年間いろんな生徒に教えながら密かに実験を続けてた。

たしかに「書けない」という人ほど何でも「メリット・デメリット型」で練習すると短期間で書けるようになるんだよね。

なぜかというと、物事をプラスマイナスの両面から見ることを強制されるから。

「自分の視点」にとらわれているよりも、「反対の立場の人の事情」まで考えたら単純に書くことが2倍に増えるじゃん(笑)

「地頭力=視点を変える力」だとすると、強制的に逆の立場で考えるというのはとても効果的なトレーニングになるんだよ。



「問題点を発見して原因を分析する」というのはちょっとレベルの高い話なので、当面は「メリット・デメリット型」で押し通すのも一つの手だね。



「小論文のオキテ55」の144ページには唯一の(笑)演習問題として「死刑制度」が載ってるけど、これも「1メリット 2デメリット 3解決策」の型なので参考に。





去年の今頃も小論文のまとめ記事を書いていたので、こちらもどうぞ。
2013年01月22日 小論文のまとめ記事

医学部の志望理由書

センターが終わると、志望理由の相談が増える。

医学部って一般入試でも志望理由と面接があるんだよね。

でも、いままで小論文や志望理由の指導をまったく受けたことがないと、

【スッキリ答案】と【ガッカリ答案】がはっきり分かれるねえ。




医学部に入りたい人と、

医者になって世の役に立ちたい人。




本気で医者になりたい人なら、脳外科医なのか地域医療なのか救命医なのか小児科医なのか、どんな場面で活躍したいかというビジョンがあるはずじゃないか?

これを言えないと、「親に進められたから?儲かるから?世間体がいいから?食いっぱぐれのない国家資格だから?どうせ美容整形に行っちゃうんでしょ?」と思われてしまう。

本音がそんな動機なら、それはそれで別にいい。心の中は本人の自由なので。

ただし、受かろうと思ったら少なくとも志望理由と面接では「建前」を言える大人である必要がある。

あるいは、学科試験で有無を言わせぬ高得点を取るという手もあるけれど。。。


文章を書く段取り

祐さんが卒業レポート進まないとか言うし(笑)、
今日は作家志望の高校生にも会ったので、

俺が原稿を書くときのやり方を教えようか。

単行本を1冊書くのと大学の卒論では規模が全然違うだろうけど、長い文章を書くときの参考になるかと思ってさ。



大事なのは、いきなりワードを開いて文章を書き始めようとしないこと。

最初に目次を作ってエクセルで管理する。
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A列の数字が章、B列が章の中での順番。
「オキテ55」シリーズは、たまたま最初に送った適当な企画書が55項目だったので『小論文のオキテ55』というタイトルが先に決められちゃったんだよね(笑)

でも、そのおかげで「2〜4ページの話を55本書けばいい」ということがわかって楽になった。以来、『話し方より答え方』もそんな感じ。


C列の✓とか○とかは原稿の進み具合。
無印はまだ書き始めてもいないもの。
△は書いてはいるけど未完成。
○はとりあえず書き終えたページ。
◎は推敲も終わったページ。
✓はたぶん、編集者に送ったという意味でつけたような?(覚えてない)

行き詰まったら放置して他のページに手をつける、という書き方をしているので、どこが中途半端なのかが一目でわかるのはとても便利。
原稿が進んできて、毎日いくつも◎をつけるようになると気持ちいいんだよ。


D列の2とか4とかはその項目のページ数。
この表の一番下でD列の数字の合計が表示されるようになっていて、どの話を2ページにしてどれを4ページにするかという調整ができる。
(裁断の都合上、192ページが一番紙を無駄にしないので)



E列は各項目の仮タイトル。
F列は各項目のメインとなる内容。
G、H列は例題とか小ネタとか。

タイトルだけじゃなく内容や小ネタも表に入れることで、内容の漏れや重複を防げるし、手持ちの情報の足りない部分も一目でわかる。



この目次&進行表さえできれば、あとは各ページを文章にするだけ。
(いやいや、「だけ」っていうほど簡単じゃないけど)

文章を書くのに1カ月かかるとして、その前に進行表に1カ月以上かけてる。

ここで煮込めば煮込むほどその後が楽になるから、手を抜いちゃいかんよ。




さてさて、俺の次の本も煮込むか。

ギャンブル癖を自覚しよう

迷うところだよねえ。。。

B大学の指定校推薦の枠をもらえるけれど、

一番行きたいのはちょっと無理めなA大学ってケース。



無難な方をとってB大学にするか、

浪人覚悟でA大学にチャレンジするか。



これが自分の話だったら迷わずハイリスク・ハイリターンを狙うけど(笑)、

生徒の相談だと無責任なこと言えない。

だって浪人できるかどうかは家の事情にもよるし、

浪人してA大学に入れるという保証もないからね。



だから結局「ご両親とよく相談して、自分で決めなさい」と言うしかない。



もっとも、一つの目安として言えるのは

「そんなに嫌がるB大学は、一般入試で入れるところなのか?」(・・;

普段の成績によっては、ありがたく指定校の枠をいただいておけって話にもなる。



どっちが正解なのか試してみないとわからないという点で、これはギャンブルだ。

そもそも何学部に進むか、推薦か一般入試か、どの会社に就職するか、会社を辞めるか辞めないか、この人と結婚するかしないか、どの会社の株を買うか、ローン組んでマイホームを建てるか建てないか・・・これ全部、不確定な未来を選択するという意味で立派なギャンブルだよね。

ギャンブルといえば、こんな記事も。
2008年05月06日 保険と年金の正体
2011年06月27日 東京電力の株主総会

競馬やパチンコだけがギャンブルじゃない。




ギャンブルって、性格が出るよね。

常にローリスク・ローリターンを選ぶ人、

逆にハイリスク・ハイリターンばかり狙う人、

周りの人が言うことに乗る人、

誰も賭けない方にばかり賭ける人(逆張りという)。

負けると他人のせいにする人。



受験の際の選択の仕方は、大人になって競馬をやるときや人生設計を立てるときも変わらないんじゃないだろうか?



だとしたら、A大学の公募推薦かB大学の指定校推薦かの結論を出す前に、

自分のギャンブルの癖を自覚してみるといいかもしれない。

自分とは違う賭け方をする人間がいると考えると、いまよりも客観的に判断できると思うよ。



ちなみに俺は競馬もパチンコもやらないけど、それは出版の方がずっと確率が低くてハイリターンなギャンブルだからだ。

てか、予備校というもの自体がリスクだらけ(以下略)






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