眠れるライオンもたまには起きるっ

『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』著者の鈴木鋭智が受験生を励ましたり冷やかしたり・・・

カテゴリ: 小論文

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鈴木鋭智です。

「集団面接があるんですよぉ。どうすればいいんですか? ディベートとかしたことないし、集団討論って怖いっす。だって高校はずっとぼっちだったんで、集団っていわれると・・・」

はい、ちょっと待った!

募集要項なり試験方式の説明なりはちゃんと読んだかな???

「集団面接」と書いてあった?
「集団討論」と書いてあった?

「面接」と「討論」は、全然違うぞ。



人間は話を半分だけ聞く生き物なので、「集団◯◯」と言われると「集団」の部分だけに過剰反応してしまう。

集団リンチ、集団自殺、集団訴訟、集団的自衛権・・・

何だろう?「集団◯◯」ってネガティブな言葉を連想しやすいね。



というわけで、この件について冷静に整理しておこう。



「集団面接」というのは面接の一種。

受験生が数名並び、面接官の質問に対し挙手あるいは順番に答える。

聞かれる内容は志望理由とか高校時代の活動とか、基本的に「自分について」だ。



これに対し「集団討論」というのは、

与えられたテーマについて受験生同士で議論し、答えを出す。

出されるテーマは「環境問題」とか「民主主義の功罪」みたいな「社会問題」が多い。




ここまでOK?

さあ、募集要項をもう一度読んでみよう。

そこに書いてあるのは「集団面接」かな? 「集団討論」かな?






次に、集団討論についてもう一点。

集団討論はさらに「ディスカッション」と「ディベート」に分類される。

この2つもよくごっちゃにされるよね。



「ディスカッション」とは、参加者全員で一つの答えを出すこと。

出されるテーマは「駅前商店街を活性化させるためのアイデアを出そう」のようなオープン・クエスチョンの形式が多い。



「ディベート」とは、「賛成派/反対派」など2つのチームに分かれてお互いの主張をぶつけ合うこと。

この場合のテーマは「駅前に大型商業施設を誘致すべきか否か」といったクローズド・クエスチョン(二択)の形式が普通だ。




なんか、小論文に似ているね。

小論文も「何か解決策のアイデアを出せ」系の出題と「メリット/デメリットの折り合いをつけろ」系の出題に大きく分かれる。



問題解決を一人で紙の上で行うのが小論文、

みんなでワイワイ進めるのが集団討論、ともいえるね。



ちなみに、絶賛混迷中の「2020年入試制度改革」では英語にもこのディベート的な(つまり小論文的な)記述問題が出るとか出ないとか。

早めに準備しておくといいね。




公務員試験 無敵の論文メソッド
鈴木 鋭智
実務教育出版
2016-02-09


鈴木鋭智です。お知らせです。

【重版決定!】
オキテ55シリーズ6cm

『何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55』
27刷、累計8万7千部

『何を準備すればいいかわからない人のための AO入試・推薦入試のオキテ55』
15刷、累計4万3千部

これに『現代文のオキテ55』1万4,500部を加えると・・・

シリーズ累計14万4500部!!

みなさんの息の長〜い応援のおかげです。
本当に、ありがとうございまする!!




もう一つ、お知らせが。


【日経出版社のHPがリニューアル!】

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先日ここで紹介した動画が、やっと日本経済新聞出版社の公式サイトで正式に公開されたよ。

「受験参考書ベストセラー作家が教える大学受験面接・小論文のポイント」

なんか動画のサムネイルがまだちょっと整っていない感じだけど、まあいっか(笑)

YouTubeでは「日本経済新聞出版社 大学入試」で検索すると出てくるけど、「鈴木鋭智」では出てこない。。。






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鈴木鋭智本人です。
札幌行ってきたよ。ちょっとだけ雪まつりも観てきたよ。

札幌での仕事って、駅から地下道だけの移動で全部足りることが多い。
だから今回も軽装で行ってしまって、うっかり夜の大通公園に出たら・・・凍りつくかと思ったぜ(笑)



話は変わって、告知です。

日本経済新聞出版社から、小論文・面接対策の3分間講義が動画配信されるよ。

受験生向けの内容に加えて、高校の先生向けの内容も!

本当は日経出版のHPで公開される予定なんだけど、先にYouTubeに動画がアップされているので、こちらからどうぞ!
(まだYouTube内の検索では出てこない設定みたい)

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《受験生向けコンテンツ》
小論文のポイント 崗論文とは?」
小論文のポイント◆崔瞥遒諒け方」
小論文のポイント「カジュアル言葉とフォーマル言葉」
面接のポイント 峪嵋祥由」
面接のポイント◆峅欒鯵萋亜
面接のポイント「面接は声と見た目で9割決まる」
《教員向けコンテンツ》
小論文指導のポイント 嵒週ミスが多い本当の理由」
小論文指導のポイント 「添削指導の効率化」

この学校法人向けDVD教材の宣伝を兼ねているんだけどね。
(ただ、日本経済新聞社のサイトリニューアルがまだなので、全然DVDの宣伝にはつながってない・笑)









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しまった〜、撮られちゃったかあ。。。

私の不徳の致すところです。
ゲスでごめんなさい。





……あ、違うの? 別のページ?!



本日2月25日発売の「女性セブン」、

『東大AO入試にあの佐藤ママがかみついた!』という記事。

AO入試専門予備校「AO義塾」とAO入試否定派「佐藤ママ」の対立構図(笑)の横で、

『AO入試・推薦入試のオキテ55』著者として中立の立場からコメントしてみた。


記事の一部はこちらでも読めるよ。
「東大AO入試合格者 面接で国連安保理を語る「一瞬だった」」(NEWSポストセブン)
「増加する大学AO入試 いわば弟子のオーディションとの指摘も」(NEWSポストセブン)





AO入試と一般入試のどっちを勧めるか?って取材のときも最初に聞かれたけど、

どっちか良いとか正しいとかじゃなくて、

自分が勝ちやすい方を賢く選ぶのが大事。





学科試験」はないけど「学力試験」免除ではないからね。

英数国とは異なる形の地頭力を小論文で測っているだけだ。





受験は、ある意味ゲーム。

与えられたルールを利用して勝てば、どの枠でもいいじゃん。

そのルールだって別に崇高な真理なんかじゃなく、単に文部科学省と大学が会議で決めただけなんだし(笑)


無敵の論文メソッドAmazon

いよいよアマゾン予約受付開始!
『公務員試験 無敵の論文メソッド』(実務教育出版)

発売は2月9日からだけどね。



実質、『小論文のオキテ55』の【実践編】。

前作は高校生向けだったので「考え方」中心で「解答例」は最小限にしてたけど、
今度は大学生向けなのでガッツリ1000字の解答例をたくさん載せてみたよ。


もちろん「ガッカリ答案」「スッキリ答案」の対比も健在☆

(受験生がやりがちな「ガッカリ答案」をリアルに知り尽くしているのが自分でも一番の強みだと思う。ネタを提供してくれた生徒のみなさん、本当にありがとう!!)



扱うテーマも「格差社会」「人口減少社会」「ツタヤ図書館問題」「情報化社会」「待機児童問題」「地域コミュニティ」「労働観」「現代の若者像」……などなど。

って、大学入試にもそのまんま使えるじゃないか!

書店で「公務員試験」の棚にしか置いてもらえないのがもったいない。。。






で、今回も最後の章に爆弾を仕込んでみた。

データ問題って、論文・国語業界が致命的に弱い分野なんだよね。

従来の参考書が的外れな解釈ばかり載せているので、まとめて覆してみたぜ。



しかも一番最後の京都府平成26年の問題(相関を示唆するデータから、本当の因果関係を考察させる)って、

こないだリンク貼ったセンター廃止後のなんちゃらテストの例題の、まさか「元ネタ」?!

「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」 で評価すべき能力と記述式問題イメージ例 【たたき台】
2016年1月17日「センター廃止後のなんちゃらテストの行方」

まあ、どっちがパクッたとかの話ではなく、

京都府も文部科学省も、つまり行政がこの手のリテラシーに関心を持ち始めたということだね。

『無敵の論文メソッド』にはその辺の最先端が詰まってるよ☆




公務員試験にも大学入試にも新方式テストにも対応できる文字通り『無敵の論文メソッド』。

2月9日発売です。

みなさん、今回も応援よろしくお願いいたしまするっ!!

m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m 

公務員試験 無敵の論文メソッド
鈴木 鋭智
実務教育出版
2016-02-09

センター試験を廃止して、その代わりに導入しようとしている新方式のテストの案が公開されているけれど・・・
「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」 で評価すべき能力と記述式問題イメージ例 【たたき台】

こういう「総合的な思考力を測る記述問題」って、

既に「小論文・総合問題」という形でやってるやつだよね?
AO・推薦入試でも国公立の後期試験でも。



だから、やったらどうなるかという結果はとっくに出ている。

結論から言うと、たぶんグダグダになって終わる(笑)



小論文・総合問題には2つのタイプがあって、

タイプA いわゆる地頭力のある生徒は問題の核心を見抜いて正解できるけど、そうじゃない子は的外れで凡庸な答案になってしまう問題。

タイプB 「この課題文を読んで思ったこと書け」的な、誰でもそこそこの答案が書ける問題。



タイプAの中でも「名作」は特に理系学部に多くて、

金沢医科大学が出した「ヒキガエルがどうやって池の位置を知るのか、実験結果から3つの仮説を検証する」とか

福島県立医科大学の「いくつもの統計資料から日本人の自殺の原因を考察させるけど、資料をちゃんと読むと不況とも高齢化とも健康問題とも特定できない(答え:誰にでも起こり得る)」とか

学校のお勉強をちゃぶ台ごとひっくり返す難問が過去にはあったんだよね。

解けると超快感☆

これが楽しくて10数年も小論文を教えてきたようなものだ。




ところが・・・

せっかく「名作」を出した大学も3年くらい経つとタイプBの凡庸な問題に戻ってしまってガッカリすることが多いんだよなあ。。。


理由はいくつか考えられる。

1 ズバリ正解を答える受験者が少なすぎて、大学が諦めた。
2 ネタが尽きて、出題者が諦めた。
3 単純に、出題者が凡庸な人に変わってしまった。



英数国のテストなら平均点を中心に得点が分散する「正規分布」になるけれど、
正規分布

小論文や総合問題で「ズバリ正解」が存在するものを出すと「ズバリ正解の高得点グループ」と「凡庸な答えの低得点グループ」にはっきり分かれてしまう。

代ゼミのクラスで出題したら正解者が50人中2人とかだったので、実際の入試でも「ズバリ正解の高得点グループ」では定員枠が全然埋まらなかったことは十分想像できる。

で、凡庸な低得点グループの中での評価は「見抜いたかどうか」ではなく「文章が上手いかどうか」みたいな微妙なところに収束していく・・・。

知恵を凝らした出題者はガッカリだよね。



大学の選考基準が「何点以上」ではなく「上位何人」である限り、頭の切れるトップ層を想定した入試問題は役に立たないんだよ。



てなわけで、果たして新型テストは

センター試験に匹敵するクオリティで出題し続けることができるのか?

それとも大多数の受験生に合わせて凡庸な問題に収まってしまうのか?




小論文1位2015年11月9日

おかげさまで、

発売から丸4年、

Amazonの小論文参考書カテゴリで

ずーっと「ベストセラー1位」をキープしたまま、

『小論文のオキテ55』重版決定☆

これでいよいよ20刷、累計4万7千部!!




続けて、
『現代文のオキテ55』も4刷決定☆累計1万500部!



さらに、
先日10刷が決まったばかりの
『AO入試・推薦入試のオキテ55』も11刷決定☆累計2万7千部!!





みなさん、応援ありがとうございます!!

それからKADOKAWA、制作スタッフ、全国の書店のみなさん、ご尽力ありがとうございます!!





このほかに『「話し方」より「答え方」』が3刷1万9千部なので、

・・・全部で10万部超えたじゃないか☆

ミリオンまであと90万部(笑)





小論文の参考書の中では「Amazonカテゴリ1位」を独走中の『小論文のオキテ55』だけど、

類書の中で「最も解答例が少ない本」でもあるんだよね。

ほとんどが200字以内で、1本だけ400字。

従来の「模範解答集」的な参考書からすると、かなりふざけた本かもしれない。



でも、「誰でも最後まで読める本」を考えたらこうなっちゃったんだよ。



本は「読む」以前に「見る」もの。

ページを開いたときの文字の詰まり具合や改行のタイミング、フォントの種類など、

紙面の第一印象が悪いと読む気を削いでしまう。

(単に易しくするとか絵を入れるとかいう話ではなく、細かい企業秘密がたくさんある)



殺風景なレイアウトに1000字の答案をドカッと載せっぱなしの参考書も多いけど、

自分の文章が人に読んでもらえるとでも信じているのかな?



「オキテ55」3部作は「人は文章なんか読みたくない」という前提で作られている(笑)





さて、その前提を

今度は公務員試験の参考書に持ち込むわけだけど、

(公務員試験と大学受験は書店での扱いが別なので、公務員の本を買いに行って『小論文のオキテ55』に出会うことは滅多にない)

さすがに今度は1000字の答案を載せないわけにはいかないよなぁ。。。

てか、『小論文のオキテ55』のノウハウを使えばどんなテーマでも1000字書けるということを

どこかで証明する必要があった。




「読者は解答例なんか読まない」という前提で、

それでも読ませる紙面をどう作るか???



考えてみたら、すごいハードル高いことやってるね(笑)

本文の原稿ができても、まだまだ作業が終わらない。。。







今年になってからあんまり更新もせず、放ったらかしているこのブログ。

それでも毎日来てくれる人がいるんだよね。

しかもずーっと前の記事に。

毎年この時期になるとアクセスが増えるのがこの2本。

2008年02月21日 志望理由書の必勝法
2008年04月25日 受かる要約・落ちる要約

2008年って、ブログを始めたばかりで真面目に「役に立つこと」を書いてたときだ(笑)

AO・推薦で志望理由や小論文が急に必要になった高校生が検索して来てくれるんだと思う。




この2本に続く、なぜアクセスが多いのかわからない記事がこちら。

2010年12月25日 「丸十」と書いて何と読む?

天ぷらの話なのに、なぜ???




もともとは代ゼミの生徒向けに始めたこのブログだけど、

そろそろ位置づけを考え直す必要があるよね(笑)


どうする?


1 元生徒や知り合いをメイン読者に据える(ここ4年間は事実上そうだったけど)
2 検索で来てくれる受験生一般向けにリニューアルする
3 難しいこと考えず、いままで通り1と2ごちゃ混ぜにしておく


3に落ち着きそうだけど、それでも一般の受験生向けに過去記事とカテゴリの整理はしたいと思う。

そのうち。

・・・果たして、いつになるのか???

おかげさまで社会人になって以来、好きなことばっかりやって生きてきたけど、
(突発的に嫌な目に遭うことは時々ある)

世の中には「好きなことを仕事にできるか論争」みたいなのがあるらしい。



「好きなことを仕事にしろ」と誰かが言うと、

「そんなに世の中甘くない」と反論する人が出てくる。
(高校の先生にも少なからずいて、「夢見させるようなこと話すな」って講演前に言われたことがある)



これを「好きなことで食っていける確率」の話に持ち込むと、決着のつかない水かけ論になるんだよね。

「この馬が勝つだろう」「いや、負ける可能性も捨てきれない」みたいな議論じゃん、確率って。

だからちょっと論点を変えよう。



好きなことで食っていけない人には原因が2つある。

1 自分が本当に好きなことがわかっていない。

2 好きなことをお金に換える方法を知らない。




「ゲームが好きでも、ゲーマーでは食っていけないじゃないか」
と言う人は、自分がなぜゲーム好きなのかを自覚していない。

頭を使ってクリアするのが好きなのか、

RPGのストーリーが好きなのか、

画面の色彩やデザインが好きなのか……etc.

一口に「ゲーム好き」といっても、「好きになるポイント」は十人十色。

たまたま出会ったのがゲーム機だっただけだ。



だからこういう人が「好きなことを仕事にする」なら、

それはゲームではなくファッションかもしれないし、脚本家かもしれないし、公認会計士かもしれない。

「ゲーム」と大ざっぱに括っていると、その奥の「本当に好きなこと」が見えてこないんだよ。



ちなみに、「本当に好きなこと」と「そこそこ好きなこと」の線引きはというと、

「そこまでやる必要あるの? 馬鹿なの?」と人に言われても止まらない状態が「本当に好き」のレベル。

いわゆる「変態さん」レベル。

ここまで来ると「頑張ろう」とか自分を奮い立たせる必要ないし、放っておいても他人より上達する。




あとはその常軌を逸した特性を一番高く買ってもらえる市場を見つけるだけだ。




……という話を、志望理由書で悩む受験生にはよくするんだけど、

就活中の大学生も転職中の社会人も同じだね。

「変態の自分」を高く売るのか、「無難な自分」を安売りするのか。

むしろ大人の方が切実かもしれない。



国立大学の後期試験に多い「小論文」「総合問題」って

「英数国社理」という科目の枠を超えているよね。



これはとてもいいシステムだと思う。



「英数国社理」って、要は高校時代の勉強をマスターしたかどうかを見るテスト。

事実上、高校の卒業試験だったんだよ。




でも大学に入ってから(特に大学院に進んでから)必要なのは

文献や資料を読みこなし、問題点を発見し、解決策を出すこと。




「英数国社理」のテストはこのうち「文献を読みこなす」段階の基礎力を断片的に測っているに過ぎない。問題解決能力までは測定できない。

だから大学に入るまでは優等生だったのに、卒論を書く段になって「何をすればいいかわからない」と固まってしまう人がいるんだよなあ。




だったら最初から研究者のまねごとをやらせてみればいいって話だよね。

それが「小論文」「総合問題」。




前期試験の「英数国社理」で基礎力のある学生を確保し、

後期試験の「小論文」「総合問題」で問題解決能力のある学生を採用する。



学生全体の質を高める上手い方法なんだよ。




だから、後期試験を受けることになっちゃったみなさん、



後期で受かる人こそ大学で成功する人☆

君の本当の伸びしろを見せてやれ!!




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