一応「企業研修講師」なので、

企業から依頼されて社員にプレゼンテーションのやり方を指導したり、

広報担当者にプロモーションのアドバイスをしたりすることもある。

(後者になると、講師というよりはコンサルタントだね)





ある専門学校から、営業・広報の職員に話し方の研修をしてほしいと依頼されたことがあってね、


その業界では一番歴史の古い学校なんだけど、

最近、新しい学校が増えすぎて学生の奪い合いになってしまったので、

学校説明会でライバルに勝てるような話し方を身につけさせたい。


という話だったんだよね。





ところが、

実際に話しているのを見ると、話し方にはさほど問題がない。



でも、

何となく弱い。刺さらないんだよ。



実習の設備がどうの、英会話の授業がどうの、学生生活のケアがどうのと、

これらは・・・ライバル校もほぼ同じ話をしていると思われる。





貴校が差別化できるところって、そこですか?





試しに質問してみた。


「この学校の卒業生で一番出世された方って、どんな方ですか?」


すると、


「そりゃあ・・・いろんな会社の経営陣とかにいるんじゃないですかね?」


「具体的にどの会社ですか? どの役職ですか? 誰ですか?」



職員さんがあやふやだったんで、役員の方に聞いてみた。すると、



出るわ出るわ、

誰もが知ってる数々の有名企業の経営者、役員クラスに

この学校の卒業生がゾロゾロと!




業界で一番歴史が古いということは、卒業生の年齢が高いということだもんね。

新規参入組がどんなに設備投資しても、絶対かなわない。



圧倒的優位性というやつ。



「これら業界の大物たち、みんな本校の卒業生です!」

これを言えたら学生も親御さんも信頼してくれるよね。




ならば、偉くなった卒業生からコメントもらってくるのが一番☆

話し方の練習なんかやってる場合じゃない(笑)





刺さるプレゼンテーションには、こういう発想の転換が必要なんだよ。

手持ちのネタを上手にまとめようとしていたら、こうは化けないよね。