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「懐石の店」という割にメニューが普通の居酒屋みたいな感じなので

「何か、湯沢ならではの料理ってないですかね?」と聞いてみたら、

「うーん・・・もう山菜も終わってるし、この時期に湯沢に来ても特に名物ってのは・・・」

な、なんて消極的な!Σ( ̄Д ̄;

イタリア人だったら嘘ついてでも高いもの売りつけるのに。




仕方ないので普通に刺身と天ぷらを盛り合わせでオーダー。

両関雪月花純米大吟醸を飲んでいると、ご主人がやって来て

「湯沢のもの、思い出しました!」

出てきたのは、「トンビ舞茸」の煮付け。

秋田で夏に採れる舞茸の一種で、普通の舞茸より色が黒くて歯ごたえがある。美味い!

名物あるじゃないか!

なのに「思い出しました」って(笑)




「つーか、煮付けも美味しいですけど、さっきから刺身の醤油が甘くて美味しいですよね」

「わかります? 石孫っていう地元の蔵元なんですよ。この辺はいまでも味噌とか醤油の蔵が多くて」

4年も湯沢に来ていて初めて聞いたよ、その情報。

「湯沢では『たまり』っていう味噌の上澄みをよく使うんですよ」

「じゃあ、たまりを楽しめる料理って何かあります?」



出てきたのが、見た目はごく普通の煮物。

でも・・・美味い!!

ちょっと甘めで味わいが深い。

市販のめんつゆみたいのとは全っ然違うぞ。




「そんなに喜んでいただけるんなら、たまりを使っただし巻き卵もありますけど」

お菓子のようにツルツルのだし巻き卵が登場。このタイプの玉子焼きにはたまりが合うね。




とか、いろいろ食べてる間にそっと出されてた「いぶりがっこ」(たくあんをスモークしたような漬け物)。



おっ、辛口! てかピリピリする!

いい具合に発酵が進んだ本格的なのは初めて食べたぞ。
(ブルーチーズとかキムチとかを賞味期限超えて攻めると味わえるあの感じ)

「この辺は味噌とか漬け物とか、発酵文化ですからねえ」




あとからあとから思い出したように出てくる湯沢グルメ。どれも予想外の美味しさだったなあ。

あ、写真ないね。

まあいいじゃん、写真じゃあの味は伝わらないから。


それにこの店で誰と何の話をしていたかは、ディープすぎてここには書けないし。。。