おかげさまで社会人になって以来、好きなことばっかりやって生きてきたけど、
(突発的に嫌な目に遭うことは時々ある)

世の中には「好きなことを仕事にできるか論争」みたいなのがあるらしい。



「好きなことを仕事にしろ」と誰かが言うと、

「そんなに世の中甘くない」と反論する人が出てくる。
(高校の先生にも少なからずいて、「夢見させるようなこと話すな」って講演前に言われたことがある)



これを「好きなことで食っていける確率」の話に持ち込むと、決着のつかない水かけ論になるんだよね。

「この馬が勝つだろう」「いや、負ける可能性も捨てきれない」みたいな議論じゃん、確率って。

だからちょっと論点を変えよう。



好きなことで食っていけない人には原因が2つある。

1 自分が本当に好きなことがわかっていない。

2 好きなことをお金に換える方法を知らない。




「ゲームが好きでも、ゲーマーでは食っていけないじゃないか」
と言う人は、自分がなぜゲーム好きなのかを自覚していない。

頭を使ってクリアするのが好きなのか、

RPGのストーリーが好きなのか、

画面の色彩やデザインが好きなのか……etc.

一口に「ゲーム好き」といっても、「好きになるポイント」は十人十色。

たまたま出会ったのがゲーム機だっただけだ。



だからこういう人が「好きなことを仕事にする」なら、

それはゲームではなくファッションかもしれないし、脚本家かもしれないし、公認会計士かもしれない。

「ゲーム」と大ざっぱに括っていると、その奥の「本当に好きなこと」が見えてこないんだよ。



ちなみに、「本当に好きなこと」と「そこそこ好きなこと」の線引きはというと、

「そこまでやる必要あるの? 馬鹿なの?」と人に言われても止まらない状態が「本当に好き」のレベル。

いわゆる「変態さん」レベル。

ここまで来ると「頑張ろう」とか自分を奮い立たせる必要ないし、放っておいても他人より上達する。




あとはその常軌を逸した特性を一番高く買ってもらえる市場を見つけるだけだ。




……という話を、志望理由書で悩む受験生にはよくするんだけど、

就活中の大学生も転職中の社会人も同じだね。

「変態の自分」を高く売るのか、「無難な自分」を安売りするのか。

むしろ大人の方が切実かもしれない。