「過去問って、どんなペースでやればいいんですか?」

12月に入ったら、予備校や学校の勉強と並行して志望校の過去問(赤本)も始めよう。

ただし、上手いやり方とダメなやり方があるから気をつけろ。

【ダメな過去問練習】
1 一問ずつ(現代文だけor古文だけ)解く
2 解答を見て答え合わせをする
3 次の問題に進む

試験というのは時間配分の戦い。「20分で評論だけ」とかバラバラに解いていても、本番での時間感覚はつかめないぞ。

それに自分で答え合わせすると「そっかー、問2はウが正解かぁ」と覚えてしまうので、解き直す意味がなくなってしまう。

こういう間違った方法でサクサク進んでしまうと、何年分やっても「できる問題はできる、できない問題はできない」のくり返しで進歩しないんだよ。

冬になると焦る気持ちはわかるけど、うわべの演習で数をこなしても何かを克服したことにはならないぞ。

どうせやるなら、やっただけ進歩できる方法を選ぼう。




【正しい赤本の使い方】
1 本番と同じ制限時間で全問(現・古・漢)解く
2 答え合わせする前に、時間無制限でもう一回解く
3 他の人(お母さんとか)に○×だけつけてもらう
4 正解するまでもう一度考える
5 解説は読まず、根拠は自分で発明する

制限時間内ではできなかったのに時間無制限だとできたなら、自分の弱点は時間配分だ。
時間無制限でもできなかったら、そもそもの学力に問題がある。

ここは区別しないとね。時間制限や模試本番のプレッシャーで実力出せないでいるのに「もっと覚えなきゃ」とか頑張るのはムダ。そういう人は勉強するより要領とか胆力とかを養った方がいい。

大事なのは答えや解説を見ないこと。
この時期になっても正解不正解の根拠を人に聞きたがるのは自立心がなさ過ぎる。
試験本番は一人だぞ。
こじつけでもいい、後付けでもいい。自分で発明しよう。

このやり方だと1つの年度を「やり終える」のに3日かかるかもしれない。1週間かかるかもしれない。

でも、やった分だけ実力がつくんだよ。同じ間違いをしなくなるんだよ。




本番まで「現状維持」したいだけなら、ただ数をこなせばいい。

でも本番で「自己最高」を叩き出したかったら、時間かけてでも弱点を全部潰そう。