先週のクレヨンしんちゃんの名言。

「歯車戦士☆サラリーマン、参上!」




そういえば国会議員って、サラリーマンよりも歯車戦士だよなあ。

消費税もTPPも原発も、選挙後に党が方針ひっくり返したらそれに従わなきゃいけない。

で、地元に帰って支持者に土下座して謝るorz




このブログでは過去に何度も選挙公報を茶化してきたけど、
2013年05月15日 選挙公報で国語の勉強2013
2011年04月07日 選挙公報で国語の勉強
2009年05月17日 立候補者の自己PRを国語目線で添削してみた

党の歯車に過ぎない候補者個人をいじるのは何だか可哀想な気がしてきた。



そこで今回の参院選は、比例代表の政党の公約を「国語」の視点で添削してみよう!

(注:以下はあくまでも国語の勉強です。選挙運動・政治活動ではありません)

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まずは日本維新の会。

「維新の挑戦。
逃げずに真正面から
1統治機構の改革
2税と社会保障制度改革
3主権・平和・国益を守る外交・防衛
4既得権益と戦う成長戦略
5維新の改革を日本全国へ」

動詞を名詞化すると、目的語が消える。

1「統治機構」だけでは「国家を統治する機構」を変えたいとも「党内を統治する機構」をどうにかしたいとも読めてしまう。

で、実際この党を見るとどっちにも解釈できちゃうんだよね(笑)
曖昧な表現とは、2通りに解釈できる表現のことだ。

そういえば、サブコピーの「逃げずに真正面から」も、
「難しい課題から」逃げないとも「失言に対する非難から」逃げないとも解釈できてしまう。

他の公約も
2「税と社会保障制度」をどうするの?
3「主権・平和・国益を守る」ためにどんな「外交・防衛」をするの?(もっと言うと、主権・国益と平和が両立しないときはどうするの?って疑問もある)
4「既得権益」って誰のこと?

と、実はどれも具体性がまったくない。
具体性=誰が、何を、どうする

失言党首を二人も抱えてマイナス加算されているのに、ここでプラスポイントを稼がなくていいのか?


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生活の党(小沢一郎代表)。

「政治は、いったい誰のためにあるのか。」

うーん、ミスったぜ。。。

新刊『「話し方」より「答え方」』の中で、「「〜か?」には疑問と反語の2種類がある」って書いちゃったけど、
誠Biz.ID 「2位じゃダメなんですか?」への正しい答え方

もう1つあるのを見落としてた!!(> <)

自問自答の「か」。あるいは迷いの「か」



「国民の生活が第一」と名乗ってた頃なら、
「誰のためにあるのか。(国民です)」
と読めたけど、

党名から「国民」が消えたタイミングで「誰のためにあるのか」と問われたら、「模索中です」に聞こえてしまうじゃないか(笑)


さらに、「国民」を抜いた流れで
「暮らし 家計収入の増大こそ最優先課題」
「いのち 脱原発こそ成長戦略」と言われると、
意地悪な人なら
「(小沢さんの)家計収入」
「(小沢さんの)成長戦略」
と読んじゃうだろうなあ。。。

(いや、あくまでも俺じゃなくて、意地悪な人が見たらの話)


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みんなの党。

「アジェンダ[みんなの党/政策の指針]
1成長戦略は徹底した規制改革で!
 名目4%以上の成長により実感できる景気の回復を
2エネルギー転換で達成する経済成長と原発ゼロ!
 グリーングロースによる新しい社会システムの構築
(以下、7まで続く)」

「グリーングロース」って何???

ちょうど『「話し方」より「答え方」』でも、カタカナ語を使いすぎる人の話を書いてたんだよ。しかも「アジェンダ」が出てくるし(笑)

このサイトでも紹介されてるよ↓
lifehacker:「それって、どういうこと?」と聞かれたときの正しい答え方

そんな、横文字にこだわる「みんなの党」のWebサイトは「www.your-party.jp」。

そうか、「みんなの」は「your」なのか。


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民主党。

「暮らしを守る力になる。」←ここ筆文字。

「民主党は再生の第一歩を、文字通り地域を歩くことからはじめました。ひたすら歩き、皆さんの声を聴く。そこで出会ったのは、ニュースからは聞こえてこない、小さな声、心からの切実な声。数か月に渡る行脚で、私たちが思いを新たにしたのは、「生活者の側に立つ」という原点でした。」

あれだけ「マニフェスト、マニフェスト」と騒いでいた政党が、まさかの「具体的公約なし」「弁明のみ」?!

だったら1ページ丸々使って筆文字ででっかく一言

「ごめんなさい」とだけ書くべきだ。


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政策が具体的といえば、新党大地。

公約の一番目がこれ。
「北方領土問題の解決!
新党大地が進めてきた、二島を先に、それから二島という、現実的四島返還論を進めます。
北方領土問題が解決すれば尖閣・竹島問題の解決につながります。」

さらに、他の政党が「原発反対」までしか言っていないのに、新党大地は違う。
「原発ゼロ実現!
ロシアからガス・LNG・油をパイプラインで引き、安定供給により原発ゼロにします。」

さすがロシアとの「パイプ」で国後島に「ムネオハウス」を建てただけある。宗男先生が復活したらすぐにでも実現しそうだ。



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ちょっとだけ惜しい日本共産党。

「1景気 国民の所得をふやして景気の回復をはかる。消費税増税中止。
大企業の内部留保260兆円の一部を使って賃上げ。
安定した雇用、中小企業支援のルールづくりを。」

260兆円のへそくりをどうやって引っ張り出すのか?

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これに答えているのが、みどりの風。

「消費税増税凍結
内部留保が膨れあがるメガバンクや大企業のための優遇税制を見直し、公正公平な税負担を実現します。(後略)」

そうか、課税すればいいのか。

比例代表で3名しか候補者を立てていないミニ政党がどこまで実現できるかはわからないけど、
こういう問題提起ができるのはマスコミを通さない選挙公報のいいところだと思う。


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政権与党の公約を読む時は、「書いてあること」よりも「書いてないこと」を読む方が大事。

先日のさいたま市長選でも、将来財政破綻を招くと予想される3000億円の地下鉄工事について現職市長が一言も触れない選挙戦術で勝っちゃったからなあ。。。
2013年05月15日 選挙公報で国語の勉強2013


さて、自民党は・・・

「日本を、取り戻す。」

その下にもいろいろ書いてあるけど、日本共産党、社民党、みどりの風、緑の党が反対している「憲法96条改正」については何も書いてない。

ここ半年の話である「三本の矢」はドヤ顔で語るのに、国家100年のあり方を決める憲法改正については無言って、何か怪しくないか?

何かやましいことでも?


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他にもいくつか政党があった気がするけど、

さっき机に麦茶こぼしちゃって、反射的に選挙公報で拭いちゃったんだよね(笑)

グシャグシャになって読めないから、今日はここまで。





【本日の教訓】

仕事机の上には、飲み物を置かない。