国立受験組はぼちぼち私大が済んで本命の準備に突入し始める頃だね。

国語に関して言うと、私大と国公立二次の一番の違いは記述問題。

予備校生なら一年間記述ばっかりの授業があるからいいけど、

現役高校生はセンター終わってから初めて記述の勉強するって人も多いよね。




記述問題のやり方を全然知らない人のためにちょっとした基本を教えよう。
(社会なんかの論述問題でもこの基本は同じだよ)


【傍線部「・・・・」とはどういうことか、60字以内で説明せよ】

この場合、「どういうことか」には意味が三つある。

1 傍線部を〈言いかえろ〉

2 文中の内容を〈まとめろ〉

3 抜けている論理を〈埋めろ〉


いま解こうとしている問題がこの三つのうちどれに該当するかは、

空気を読め。



記述問題で「何を答えたらいいかわからない(泣)」という人のほとんどはこの三種類を区別していないんだよね。

空気を読んでない。

だから〈言いかえろ〉なのにその段落をまとめたり、〈埋めろ〉なのに別な単語で言いかえたりしてしまう。



基本的には傍線部に比喩や難しい言葉があったら〈言いかえろ〉だし、

「これ」「それ」のような指示語があったら〈まとめろ〉だ。

傍線部が「風が吹くと桶屋が儲かる」のように論理が飛躍した表現なら、その間の因果関係を〈埋めろ〉だね。




〈言いかえろ〉と〈埋めろ〉の場合、解答に使う言葉が文中にあるとは限らないから気を付けよう。

特に旧帝大や筑波では文中に書かれていないことがよく出題されるぞ。
(最後の設問に多いね。東大では問一からいきなり来る)




「答えは本文中にすべて書かれてある」という思想が国語教育界には根強く残ってて、

こういう先生に教わると「とにかくその段落をまとめる」という不毛な練習ばかりすることになってしまう。

中には「傍線部なんかどうでもいい」という人までいる(笑)


でも、「東大の国語は素直にまとめる力が問われている」とか教えられた東大受験者の多くが国語で半分も点数取れてないという事実は、その仮説がウソだという証拠だ。



国公立二次で勝ちたかったら、まず「まとめる病」を卒業しよう。