先日から過去のテキストの「自炊(=手作業で電子化)」をやってる。

代ゼミのテキストは全部大学入試問題で作られているので、数年分やると相当な量の過去問データベースになるんだよ。

(1学期11回+2学期12回)×テキスト9冊=207問


・・・え、207問?!

俺、毎年そんなにたくさん解いてんの???



古い年度だと赤本にも載らなくなるし、最近は著作権の都合で突然削除される問題もある。
過去問研究するためには自分で記録・保存しておく必要があるんだよ。



でも本当の目的は過去問そのものよりも、自分が作った解答例とかそのプロセス、授業での説明、赤本、各予備校の解答例、生徒からの質問などなどのデータを記録すること。


いままでは自宅のMac本体やアップルのiDiskというクラウドサービスに分散していて、古いOS9じゃなきゃ読めないものまで混ざってた(笑)


これを一元化したかったんだよ。

一元化といえば2008年に大ヒットしたこの本。
最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術「仕組み」仕事術
泉正人・著

一ヶ月連続出張とか無茶苦茶なスケジュールになった頃、仕事を効率化するのに随分お世話になった。

表紙のデザインの渡邊民人さんのファンになったきっかけでもある。



記録に関しては鹿田尚樹さんが2009年にこんな本を出したね。
大事なことはすべて記録しなさい大事なことはすべて記録しなさい
鹿田尚樹・著

とにかく何でも記録しておけばいいことがある!という本。

議員秘書は支持者からもらったものはどんな小さなものでも文字通り全て記録しているらしいぞ。

ギブ&テイクは政治の基本だもんね。
→2009年11月15日『大事なことはすべて記録しなさい』



2009年はビジネスマンの間で「ノート術」が大ブーム。
その代表格がこれ。
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
美崎栄一郎・著

クチコミを見る

花王の研究員として毎日洗剤の新製品とかを開発している美崎さんが、ヒット商品を生み出すノート術を公開した本。
→2009年09月19日「結果を出す人」はノートに何を書いているのか(続報)




俺に記録と一元化ということを最初に教えてくれたのは1993年のこの本だ。
「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)
野口悠紀雄

「超」と付くから上手い分類の仕方かと思いきや、「分類しない」って。。。

時系列で並べるだけってシンプルなルール、ホント使えるんだよね。

現在巷に溢れる仕事術、整理術の源流はここにあった。
→2009年02月18日「名刺問題・その後」




・・・なんて思っていたら、もっと古いのがあった。1969年出版だ。
知的生産の技術 (岩波新書)
知的生産の技術 (岩波新書)
著者:梅棹忠夫

何でもカードに書いて箱に放り込んでおく。それだけ。

「超」整理法より四半世紀も前だ。
→2010年09月26日「京大式カードの使い方」


もうちょっと古い記録の名著といえば、

天保8年(1837)に執筆が始まった「守貞漫稿」。
近世風俗志―守貞謾稿 (1) (岩波文庫)近世風俗志―守貞謾稿 (1) (岩波文庫)
俺がリスペクトする江戸時代の雑学者・喜田川守貞が一人で30年がかりで書き続けた江戸時代の百科事典。

当時の食文化や習慣、ファッション、産業、身分制度、さらには遊郭や同性愛まで、膨大な記録を残してくれた。

しかも不明点や誤記をあとから加筆・訂正できるように、最初から白紙のページを入れてある。
当時すでに「記録は更新するもの」という思想があったということに驚くぜ。



せっかくだからもっと遡るか。紀元前500年〜西暦500年の「タルムード」。
200px-Talmud-Berachoth

ユダヤ教の学者やラビが教義や聖書の解釈について議論してきた記録、なんと千年分!
全巻揃えるとトラック1台分になるらしいぞ。

上の画像は1ページ分。真ん中が本文で、その周りに書かれているのがラビたちの解釈や議論だ。

タルムードは製本されるとき、必ず最後の1ページは白紙になっている。

新しい解釈を書き込むためだ。守貞漫稿の白紙ページと似ているね。





・・・記録って、奥が深いなあ(笑)

次はハンムラビ法典について調べてみるか!!