だってさ、取られる所得税の額を自分でコントロールできるんだよ。


「収入ー経費=所得」



収入とは一年間に入ってきたお金の合計。

業種によって売り上げだったり原稿料だったり出演料だったり印税だったり。



経費というのはその収入を得るために必要だったコストのこと。

品物を売るには仕入れ原価とか店舗の家賃とか販売員の人件費とかいろいろかかる。



この必要経費を収入から引いた分が課税される所得金額になるんだよ。

ということは、経費を多く見積もれば所得が低くなるので税金が安くなる。



これを世の中では「節税」というけど、やりすぎると「脱税」と見なされる。




問題は

何が必要経費として認められるかということだ。




仕事用のカバンを買うのは経費。
でも女の子にバッグを貢ぐのは経費にならない。

取引先を接待するために高級クラブに行くのは経費。
でも一人で居酒屋で飲んでも経費にはならない。

普通の人が炊飯器を買っても経費にはならないけど、
「家電ジャーナリスト」を職業にしている人なら経費。

ミュージシャンが楽器を買うのは経費。
当然、国語講師のウクレレは経費にならない。

ただし俺が「ウクレレ現代文」みたいな芸を売りにしたら経費になる。




俺たち講師は代ゼミの社員ではなく、自営業者として代ゼミと契約してるだけなので自分で確定申告する。

そしたらある先生が確定申告やったことがないっていうんだよ。

経費の計上をしないで、源泉徴収でざっくり引かれるのに任せてるって。


計算してみたら・・・たぶん彼はこの10年で何百万円か損してる。。。


金額まで言うとショック受けると思ったから、

「確定申告すると、ちょっとお得だと思うよ」

くらいに言っておいた。