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「アウトロー経営者の履歴書」
山口智司著
彩図社

普通、伝記といえば立派な人の素晴らしい話が書いてあるものなんだけど、
この本に出てくるのは経営者としても人間としても問題のある人ばかり。

平気で人を裏切るアップルのスティーブ・ジョブズ、喧嘩っ早くて職を転々としていたケンタッキーのカーネルおじさん、女たらしのダメリーマンだった阪急電鉄の小林一三、実は何度も会社を潰していたヘンリー・フォード・・・。

そんな偉大なダメ人間を集めた本、小学校の学級図書には入れてもらえないだろうなあ。

俺なんかこの本から変な勇気をもらっちゃったよ。
人間って、ここまでデタラメやっても生きていけるんだ!(笑)


この著者、他にも『教科書には載せられない暴君の素顔』とか『生まれてすみません 太宰治一五〇の言葉』(どちらも彩図社)とか、変わったエピソード集を得意とする伝記作家。

この人の筆力がすごいんだ。
波瀾万丈の人生ばかり取り上げてるせいもあるけど、ジェットコースターみたいな疾走感で、ぐいぐい引き込まれる。

読後感、痛快☆

その辺の偉そうな人生訓よりよっぽど発見がある。
100の理屈より、11人の事実。
100の美談より、11人の修羅場。