朝から野次馬してきた。
元厚生事務次官殺傷事件で出頭した男の自宅の家宅捜索。
午前9時30分
現場に着いたときにはもう報道陣でごった返してた。
マスコミの人ってダウンのモコモコ着た完全防寒スタイルの人が多くて、東京の人って大げさだなあと思ったよ。
この時点でアパートの周りには黄色テープの規制線が張られていて、道路からは見えないんだけど玄関の方を青いビニールシートで覆う作業をしてた。
午前9時40分
スーツ姿の捜査官がぞろぞろと中へ。家宅捜索開始。
ところがここから長くてよぉ。。。
1時間経っても動きがないんだよ。
その間、マスコミの人たちは捜査官が段ボール持って出てくる瞬間を撮るために準備に追われる。
要領の悪いAD君がカメラの三脚を広げられなくて怒鳴られてたり、テレビで見かける各局の大物アナウンサーが駆けつけたり、カメラマンの人たちはカメラチェックにも余念がない。
時事通信社の人はノートパソコンを広げて写真をキャプション(写真の見出し)付きで本社に送ってた。
やっぱパナソニックのレッツノートは軽そうでいいなあ。
よく見れば他の人たちもレッツノート率がやたら高いぞ。
テレビ局のビデオテープのケースには取材メモの紙が挟めるようになっていて、「何時何分何のシーン」と書き込めるようになってる。
この頃には規制線がずっと離れた一般用とアパート周辺の報道用に区別されて、身分証がないと報道のところには入れないようになってた。
でも俺は早くからいたのでちゃっかり紛れ込んで写メ撮りまくり。
午前11時00分
寒い!
報道陣が厚着してきた理由がわかった。
家宅捜索って、時間がかかる。報道の仕事って、貴重な瞬間のために何時間でも待つ仕事なんだね。
これを毎日やってるって、すごいなあ。
午前11時15分
みんなが本格的なカメラを構えている中、一人だけ携帯で撮ってるのはやっぱ不自然だったらしく、お巡りさん3人に囲まれてしまった。
「報道の方?」
「い、いや・・・近所の者です・・・」
結局つまみ出されてしまったぜ。。。
段ボール持って出てくる捜査官は見れず。
帰り際、黒塗りの高そうな乗用車が何台も待機しているのを発見。
これって、警視庁の偉い人用?それとも大物アナウンサー用?
・・・しまった!この写真こそ撮るべきだった!!
警官3人につまみ出されたのが悔しくて、不覚にもそこまで気が回らなかった!!
マスコミ志望のみなさん、シャッターチャンスは一期一会だよ。
コメント
コメント一覧 (3)
偉い人じゃなくて、普通の記者とかも乗ってたよ。
一日貸し切りにするらしい。
気になったのでもう一度現場に戻って調べて来た。
えーちさんの記者魂も。(笑)
携帯構えながら「雑誌の編集部です」とか言ったらダメですかね?(笑)
●●
一人の警官が他の二人を呼んで耳打ちしている間、二人ともこっちを見てなかったんですよ。
普通だったら「あそこにこんな男が」とか言ったらその方向を見て探すのに。
それで油断させといて、気付いたら囲まれてた時点で、「ああ、この人たちはちゃんと訓練受けてる。抵抗してもダメだ」と観念しました(笑)