「ダーウィン以来」
  スティーヴン・ジェイ・グールド著  早川書房
  難易度 ☆☆☆
近代以降の思想家、科学者の中でダーウィンほど誤解され続けている人もいないだろう。「生物は下等なものから高等なものへと進化する」というのは実はウソ。「キリンの首はなぜ長くなったか」はダーウィンが言い出したものではない。そもそもダーウィン自身は「進化」という用語すら慎重に避けている。しかし著書『種の起源』のあまりに革新的な内容のために生物学のみならず社会科学にまで(マルクスの革命理論にまで)影響を与え、多くの自称「ダーウィン主義者」を生み出した。今こそ亜流を学ぶ前に「正しい」進化論を学ぼう。生物学の範囲を越えて、世界観までひっくり返る。