眠れるライオンもたまには起きるっ

『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』著者の鈴木鋭智が受験生を励ましたり冷やかしたり・・・

【再生1万回突破!!】YouTube予備校にゲスト出演しました
「たった20分で小論文が書けるようになる動画」
https://youtu.be/p6aIl4i-6xg

八戸の講演会で「いい質問」があったので紹介するね。




「海洋なんとか学部に行って海の生物の研究したいんですけど、

そこから先の『職業』が思いつかないんです」




研究そのものが好きという人って、いるよね。

研究者って本来そういう人たちなんだけど、

AO入試・推薦入試で受かろうと思ったら、やっぱり志望理由書には「将来の職業」を具体的にビシッと書く必要がある。




「で、いまのところ何の仕事が頭に浮かぶ?」

「・・・公務員ですかね? 県の水産試験場とか」




それだけかい?!(笑)




研究したいくらい魚が好きなら、他に仕事はいくらでもある。

たとえば水族館。

飼育員が一番思いつきやすいだろうけど、

「水族館をプロデュースする」という職業もある。研究というよりエンタメだ。

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世界中の海に潜って魚の写真を撮るカメラマンもいるね。

研究者になるならJAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)に入って深海探査に行くのもいい。

NHKに就職して、海の生き物の番組を作るという手もある。

自分で熱帯魚のショップを開くというのもいいね。

近大マグロを超える画期的な養殖場を作ってもいい。

海洋資源を守るための技術を開発して、それを各国の政府機関に売るベンチャービジネスも面白い。

「おさかな俳句」みたいなジャンルを作って本を出したら間違ってヒットするかもしれない。






ほら、「魚が好き」が高じて就ける職業は無限にあるんだよ。




自分の町にはいないかもしれないけど。

親に言ったら「何バカな夢見てんの!」と怒られるかもしれないけど。

大学のパンフレットにも書いてないかもしれないけど。





職業を考えるときは、「現実的」という名の枠を取っ払うのが大事。

前例、常識、みんなの意見、実家の経済的事情、実家からの交通の便、自分のいまの成績・・・

「現実」を先に考えると、人生は小さく小さくまとまってしまう。




自分の人生は、地球規模で考えよう!

「アホ」と笑われるくらいがちょうどいい。











現在アクセスの多い記事トップ5。


第1位 「活動報告書、自己推薦書」2008年02月21日

第2位 「ハチミツは何売り場?」2010年04月03日
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第3位 「志望理由書の必勝法」2008年02月21日

第4位 「「丸十」と書いて何と読む?」2010年12月25日
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第5位 「受かる要約・落ちる要約」2008年04月25日



志望理由書と活動報告書はこの時期って感じだけど、

ハチミツと丸十は年間ずっとトップ5にいる人気記事。




何のブログだよ?(笑)



それにしても、

どれも古い記事なのに、いまだに読んでくれる人がいる。

ブログって時を超えて誰かの役に立つんだねえ。




というわけで、受験生のみなさんはこのブログを参考にしてくれてもいいし、

コメント欄に質問してくれてもいいよ。




それから社会人のみなさんは、

こちらの公式サイトへどうぞ。→http://suzukieichi.com

近況も、こちらのブログの方がこまめに更新しているので。



八戸といえば・・・・

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海の幸!!



いや、観光に来たわけではなくて、

今日は八戸西高校で面接対策の講演会。

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仕事で八戸に来るのは初めてだ。

中学2年まで住んでたのに!

(だから両親によると俺の津軽弁は南部弁が混ざってるらしい。たしかに「したはんで」よりは「んだすけ」って言うし)


代ゼミ時代から東北各地に出張していたのに、なぜか八戸には縁がなかったんだよね。





てか、八戸駅いつからこんなに立派になった?!

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西口なんて昔なかったよね?

いや、あったかもしれないけど、人が住んでなかった。。。



うっかり東口からタクシーに乗ってしまって、

えらい遠回りした挙げ句、運転手さんまで

「ありゃ? どう行くんだっけ? 新しい道が増えたもんで、わかんねえんだよなあ」


迷子かよ?!

金足農業高校、準優勝おめでとーっ!!
(すんません、試合見てないけど)

毎年、夏の秋田出張は「どこが甲子園に行くか」に左右されるところがあって、

小論文講習会と甲子園が重なるとてんやわんやになったりする。


秋田商業が甲子園行った年は、応援の生徒たちが夜行バスで秋田に戻ってきて、2日間の講習が終わると夜行バスに飛び乗って甲子園に戻ってたからね。



今年は無事に(?)甲子園とかぶることもなく講習会を開催できた。

「秋商のみんな、今年はどうだったの?」

「・・・準々決勝でコールド負けしました」

って、その相手が金足農業だったか!



貴重な経験したね!

金足ナインのすごさをテレビや球場で観た人はたくさんいるけど、

実際に対戦した人というのは限られる。

AO入試の面接では「金足農業に破れて学んだ3つのこと」とか話したら面白いかもよ。



そんな今年の秋田出張、大館→湯沢→秋田→東京という順番になってしまったので、

移動がこんな感じに。

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秋田県の北端から南端まで、電車で4時間(笑)



でもね、自宅の机より電車に揺られてる方が原稿進むんだよ。

毎日こうやってゆったり移動しながら仕事できたらいいよなあ☆



あ さん、お待たせ!

武蔵野美術大学文化芸術学科、小論文の話をしよう。

(2015年〜2018年の過去問はこちら)

2018年の問題はこんな感じ。

公募制推薦前期
別紙の文章を読み、「博物館の役割」という視点で、あなたの経験や身近なことと関連づけて、感じたことや意見を述べなさい(800字以内)。(1時間30分)
(出典:新見隆編『ミュゼオロジーへの招待』の中の第2章、金子伸二「ミュージアムがあらわすもの──定義・種類・目的・機能」70〜72頁、武蔵野美術大学出版局、2015年)

一般入試
配布した文章は、岡本太郎著『今日の芸術 時代を創造するものは誰か』所収の、第5章「絵はすべての人の創るもの」の中の項目「見ることは、創ることでもある」からの抜粋である(初版は1954年に光文社より刊行)。
この文章を読んで、まず著者の考えを要約してから、「作品鑑賞」に対するあなた自身の考えを、具体的な例を交えながら、本文と関連づけて1,000字以内で述べなさい。
なお冒頭に16字以内のタイトルをつけなさい。
(2時間)



この手の問題で一番やっちゃいけないのが「中身を読まず、タイトルだけ見て勝手な解釈をしてしまう」こと。

これ、冗談ではなく本当に多いんだよ(笑)

焦って読む余裕がない、読むのが面倒、読んでも意味がわからない・・・理由はいろいろだろうけど、

採点者は「ちゃんと読まない奴」をまず落とす。

第一段落で「読まなかったな」「誤読したなw」と判断されたら、そのあとどんなに立派な意見を書いていてもアウトだと心得よう。

だって、与えられた課題文をちゃんと読まない人は、大学に入ってから教授の話をちゃんと聞かない人とみなされるじゃん。



というわけで、毎回出される芸術論の読み方を押さえておこう。

ポイントは3つ。

【1 筆者は何をくつがえしているのか】

プロの芸術家や評論家が、素人でも知っているようなベタな話を書くわけないよね。
「従来の常識」をくつがえしていたり、「素人の思い込み」を指摘していたり、あるいは「最近のアートの潮流」に文句をつけていたりするもの。

芸術論に限らず、小論文でも現代文でも、試験に出る文章というのは必ず「筆者の主張」と「逆の話」が交互に出てきて比較されているじゃん。
「日本と西洋」とか「昔と現代」とか「科学と宗教」とか。
これを国語業界で「対比」と呼ぶけどね。

文章を読むときは「大事なところを見つけよう」ではなく「いま読んでいる部分は、どこと逆なんだろう?」と考えながら読むのが正しい。


【2 逆説の論理に強くなる】

逆説というのは「急がば回れ」「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」のように、普通とは逆の結果になるロジックのこと。

プロの物書きはこういう逆説のフレーズが大好きだ。

文章の冒頭やタイトルに逆説が使われることもあれば、最後の結論が逆説で締められるときもある。

「あ、ここ逆説だ」と気づくだけでなく、「なぜ逆の結果になるんだろう?」という理屈を読み取ろう。


【3 過去問は調べながら読む】

過去問と同じ文章が出ることはないけど、過去問を一通り読むと芸術論に対する「勘」がよくなるよ。

過去問を読むときは、スマホ片手に調べながら読むのがいい。

難しい言葉を調べるというのもあるけど、もっと大事なのは「文章中に出てくる作品」。

絵や彫刻について文章で語られても、何の話かピンとこないことも多いよね。

だからその作品を検索する。画像を探す。目で見る。


これだけで、抽象的だった話がものすごく具体的に理解できるし、

何よりいろんな分野の作品を広く知るきっかけにもなる。




昔、センター試験(その前の共通一次試験だったかな?)の文章にルーブル美術館の「サモトラケのニケ」についての文章があったので、

パリまで行ってきたよ!(笑)

実物を見るために。観光じゃなくニケを見るだけのために。

モナリザも素通りしたからね。

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(おー! 15年前の写真が出てきた! 恥ずかしいね・笑)


古い大理石の質感とか、修復された跡とか、展示されている場の雰囲気とか、

実物を見て初めてわかることはたくさんある。

百聞は一見にしかずというけど、本当に文章は実物の1%しか伝えられないんだよ。



わざわざ現地まで行かなくてもいいので(笑)、スマホで見られる作品なら調べながら芸術論を読むのを勧めるね。

そうすると筆者が何をくつがえして何を主張したかったのかが、数倍よくわかるようになる。




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