眠れるライオンもたまには起きるっ

『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』著者の鈴木鋭智が受験生を励ましたり冷やかしたり・・・

◆新刊いよいよ発売開始!!◆
『採点者の心をつかむ 合格するプレゼンテーション・面接・集団討論』(かんき出版)
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現在アクセスの多い記事トップ5。


第1位 「活動報告書、自己推薦書」2008年02月21日

第2位 「ハチミツは何売り場?」2010年04月03日
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第3位 「志望理由書の必勝法」2008年02月21日

第4位 「「丸十」と書いて何と読む?」2010年12月25日
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第5位 「受かる要約・落ちる要約」2008年04月25日



志望理由書と活動報告書はこの時期って感じだけど、

ハチミツと丸十は年間ずっとトップ5にいる人気記事。




何のブログだよ?(笑)



それにしても、

どれも古い記事なのに、いまだに読んでくれる人がいる。

ブログって時を超えて誰かの役に立つんだねえ。




というわけで、受験生のみなさんはこのブログを参考にしてくれてもいいし、

コメント欄に質問してくれてもいいよ。




それから社会人のみなさんは、

こちらの公式サイトへどうぞ。→http://suzukieichi.com

近況も、こちらのブログの方がこまめに更新しているので。



八戸といえば・・・・

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海の幸!!



いや、観光に来たわけではなくて、

今日は八戸西高校で面接対策の講演会。

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仕事で八戸に来るのは初めてだ。

中学2年まで住んでたのに!

(だから両親によると俺の津軽弁は南部弁が混ざってるらしい。たしかに「したはんで」よりは「んだすけ」って言うし)


代ゼミ時代から東北各地に出張していたのに、なぜか八戸には縁がなかったんだよね。





てか、八戸駅いつからこんなに立派になった?!

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西口なんて昔なかったよね?

いや、あったかもしれないけど、人が住んでなかった。。。



うっかり東口からタクシーに乗ってしまって、

えらい遠回りした挙げ句、運転手さんまで

「ありゃ? どう行くんだっけ? 新しい道が増えたもんで、わかんねえんだよなあ」


迷子かよ?!

金足農業高校、準優勝おめでとーっ!!
(すんません、試合見てないけど)

毎年、夏の秋田出張は「どこが甲子園に行くか」に左右されるところがあって、

小論文講習会と甲子園が重なるとてんやわんやになったりする。


秋田商業が甲子園行った年は、応援の生徒たちが夜行バスで秋田に戻ってきて、2日間の講習が終わると夜行バスに飛び乗って甲子園に戻ってたからね。



今年は無事に(?)甲子園とかぶることもなく講習会を開催できた。

「秋商のみんな、今年はどうだったの?」

「・・・準々決勝でコールド負けしました」

って、その相手が金足農業だったか!



貴重な経験したね!

金足ナインのすごさをテレビや球場で観た人はたくさんいるけど、

実際に対戦した人というのは限られる。

AO入試の面接では「金足農業に破れて学んだ3つのこと」とか話したら面白いかもよ。



そんな今年の秋田出張、大館→湯沢→秋田→東京という順番になってしまったので、

移動がこんな感じに。

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秋田県の北端から南端まで、電車で4時間(笑)



でもね、自宅の机より電車に揺られてる方が原稿進むんだよ。

毎日こうやってゆったり移動しながら仕事できたらいいよなあ☆



あ さん、お待たせ!

武蔵野美術大学文化芸術学科、小論文の話をしよう。

(2015年〜2018年の過去問はこちら)

2018年の問題はこんな感じ。

公募制推薦前期
別紙の文章を読み、「博物館の役割」という視点で、あなたの経験や身近なことと関連づけて、感じたことや意見を述べなさい(800字以内)。(1時間30分)
(出典:新見隆編『ミュゼオロジーへの招待』の中の第2章、金子伸二「ミュージアムがあらわすもの──定義・種類・目的・機能」70〜72頁、武蔵野美術大学出版局、2015年)

一般入試
配布した文章は、岡本太郎著『今日の芸術 時代を創造するものは誰か』所収の、第5章「絵はすべての人の創るもの」の中の項目「見ることは、創ることでもある」からの抜粋である(初版は1954年に光文社より刊行)。
この文章を読んで、まず著者の考えを要約してから、「作品鑑賞」に対するあなた自身の考えを、具体的な例を交えながら、本文と関連づけて1,000字以内で述べなさい。
なお冒頭に16字以内のタイトルをつけなさい。
(2時間)



この手の問題で一番やっちゃいけないのが「中身を読まず、タイトルだけ見て勝手な解釈をしてしまう」こと。

これ、冗談ではなく本当に多いんだよ(笑)

焦って読む余裕がない、読むのが面倒、読んでも意味がわからない・・・理由はいろいろだろうけど、

採点者は「ちゃんと読まない奴」をまず落とす。

第一段落で「読まなかったな」「誤読したなw」と判断されたら、そのあとどんなに立派な意見を書いていてもアウトだと心得よう。

だって、与えられた課題文をちゃんと読まない人は、大学に入ってから教授の話をちゃんと聞かない人とみなされるじゃん。



というわけで、毎回出される芸術論の読み方を押さえておこう。

ポイントは3つ。

【1 筆者は何をくつがえしているのか】

プロの芸術家や評論家が、素人でも知っているようなベタな話を書くわけないよね。
「従来の常識」をくつがえしていたり、「素人の思い込み」を指摘していたり、あるいは「最近のアートの潮流」に文句をつけていたりするもの。

芸術論に限らず、小論文でも現代文でも、試験に出る文章というのは必ず「筆者の主張」と「逆の話」が交互に出てきて比較されているじゃん。
「日本と西洋」とか「昔と現代」とか「科学と宗教」とか。
これを国語業界で「対比」と呼ぶけどね。

文章を読むときは「大事なところを見つけよう」ではなく「いま読んでいる部分は、どこと逆なんだろう?」と考えながら読むのが正しい。


【2 逆説の論理に強くなる】

逆説というのは「急がば回れ」「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」のように、普通とは逆の結果になるロジックのこと。

プロの物書きはこういう逆説のフレーズが大好きだ。

文章の冒頭やタイトルに逆説が使われることもあれば、最後の結論が逆説で締められるときもある。

「あ、ここ逆説だ」と気づくだけでなく、「なぜ逆の結果になるんだろう?」という理屈を読み取ろう。


【3 過去問は調べながら読む】

過去問と同じ文章が出ることはないけど、過去問を一通り読むと芸術論に対する「勘」がよくなるよ。

過去問を読むときは、スマホ片手に調べながら読むのがいい。

難しい言葉を調べるというのもあるけど、もっと大事なのは「文章中に出てくる作品」。

絵や彫刻について文章で語られても、何の話かピンとこないことも多いよね。

だからその作品を検索する。画像を探す。目で見る。


これだけで、抽象的だった話がものすごく具体的に理解できるし、

何よりいろんな分野の作品を広く知るきっかけにもなる。




昔、センター試験(その前の共通一次試験だったかな?)の文章にルーブル美術館の「サモトラケのニケ」についての文章があったので、

パリまで行ってきたよ!(笑)

実物を見るために。観光じゃなくニケを見るだけのために。

モナリザも素通りしたからね。

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(おー! 15年前の写真が出てきた! 恥ずかしいね・笑)


古い大理石の質感とか、修復された跡とか、展示されている場の雰囲気とか、

実物を見て初めてわかることはたくさんある。

百聞は一見にしかずというけど、本当に文章は実物の1%しか伝えられないんだよ。



わざわざ現地まで行かなくてもいいので(笑)、スマホで見られる作品なら調べながら芸術論を読むのを勧めるね。

そうすると筆者が何をくつがえして何を主張したかったのかが、数倍よくわかるようになる。




あ さんのリクエストで、
多摩美の小論文にざざっと目を通してみたよ。

多摩美術大学のHP
 →入試・入学案内
  →入試データ・過去問題
   →過去問題(参考作品集)
と進んでいくと、デジタルパンフレットが見つかる。

ていうか、このリンクで行ける。
http://www.tamabi.ac.jp/admission/data/past.htm

バックナンバーが1999年から揃ってるのがすごいね。




さて、多摩美の小論文の攻略法はというと、

前回の日大芸術学部と同じく、「クリエイター目線」。

形式でいうと、芸術学科だけは長めの課題文が出る。
他はキーワード型。
2017年の総合デザイン学科だけは「問題解決型」というちょっと変わった問題が出た。


内容を見ると、
どの学科も、これまで本気で作品を作りまくってきた人であることを前提として出題されている。

「美術の時間に2、3個作ったことあります」程度だと、たぶん話にならない。
作ってきた数とレベルによって「語れること」が違ってくるし、経験の浅い人が文章力でカバーできる話でもない。



自分も仙台に住んでいた頃はバンドやってたけど、
オリジナル曲作ってコンテストとか出て、行けたのが「東北大会で決勝進出」とか「地元のラジオに出演」までだったんだよね。微妙(笑)
そこまでのレベルでも言えることはあるけど、「メジャーデビュー」とか「東京のライブハウスで満員」なんてレベルの人と比べると明らかに音は違うし、メンバーに要求するレベルとか、出てくる言葉も違う。
てか、ポンポン生まれてくる曲の数が半端ねえ!


今は本を何冊か出版するようになったけど、
1冊出しただけでバンザイだった頃と、実際に売れて反響があってからと、何冊か出して売れたり売れなかったりを経験してからではそれぞれステージが違う。
(ときどき、1冊出しただけなのに「出版のやり方教えます」ってセミナーを始める人がいるんだけど、俺はやらないなあ。7冊出しても、まだ出版の世界の入り口しか知らないもん)



なんて、俺の話は置いといて。



まとめると、
1 クリエイターとしての経験値を積む。できれば賞とか取って「客観的評価」を獲得しよう。質で壁を感じたら数で突破しろ。
2 クリエイターの経験をどんどん言葉にする。自分よりレベルの高い人と話してみるのも大事。
3 過去問を一通り見て、いろいろ書いてみる。
4 いい先生に添削してもらう。文章を直されるというよりは、客観的な視点をもらうという姿勢でいた方がいい。



ちょっとは参考になったかな?






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