眠れるライオンもたまには起きるっ

もともと国語講師・鈴木鋭智が受験生を励ましたり冷やかしたりするブログでしたが、最近はアシスタントが近況をお伝えしています。

◇お知らせ◇
■『公務員試験 受験ジャーナル29年度 VOL.3』に連載中
「ES・面接対策講座 実例に学ぶ 刺さるエントリーシートのまとめ方」

■重版情報
『公務員試験 無敵の論文メソッド』(実務教育出版)
3刷、累計1万1千部となりました。
『何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55』(KADOKAWA)
24刷、累計6万5千部となりました。

「英語の語源」

「英語の語源」
  渡部昇一 講談社現代新書
  難易度 ☆☆☆
「心」を意味するラテン語「mens」から英語の「mind」が生まれ、さらに「mention(思い出させる=言及する)」「monster(不吉なことを思い出させる=怪物)」などが派生した。みんなも知ってる英単語の語源をラテン語、ゲルマン語までさかのぼり、古代人が持っていた世界像を探っていく。受験英語とは全く異なるアナザー・ワールドが広がるぞ。とは言っても、「英語の成績あげるため」なんてセコイ動機で読んではいけない。著者に失礼だ。あくまでも楽しむために読もう。

「『南京事件』日本人48人の証言」

「『南京事件』日本人48人の証言」
  阿羅健一 小学館文庫
  難易度 ☆☆
「南京大虐殺を忘れるな!」と叫ぶ反日中国人。「犠牲者数」が不思議と年々増え続け、今では愛国心の原点ともなってしまったこの事件は本当にあったのか。そもそもの事実関係を検証するという、中国人には頭が痛すぎる一冊。構成は潔いほどシンプルで、1937年12月に現地南京にいたジャーナリスト、軍人、カメラマン、外交官の証言をただ並べただけ。まとめも論評もないのだが、全部読めば“南京大虐殺事件”がいかにして“作り上げられて”いったのか、その過程がよくわかる。日本人なら必読。

「ダーウィン以来」

「ダーウィン以来」
  スティーヴン・ジェイ・グールド著  早川書房
  難易度 ☆☆☆
近代以降の思想家、科学者の中でダーウィンほど誤解され続けている人もいないだろう。「生物は下等なものから高等なものへと進化する」というのは実はウソ。「キリンの首はなぜ長くなったか」はダーウィンが言い出したものではない。そもそもダーウィン自身は「進化」という用語すら慎重に避けている。しかし著書『種の起源』のあまりに革新的な内容のために生物学のみならず社会科学にまで(マルクスの革命理論にまで)影響を与え、多くの自称「ダーウィン主義者」を生み出した。今こそ亜流を学ぶ前に「正しい」進化論を学ぼう。生物学の範囲を越えて、世界観までひっくり返る。
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