眠れるライオンもたまには起きるっ

『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』著者の鈴木鋭智が受験生を励ましたり冷やかしたり・・・

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「国際通貨基金(IMF)は4月8日、米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題による世界の金融機関の損失が全体で約9450億ドル(約100兆円)にのぼるという試算を発表、「1990年代の日本の金融危機に匹敵する規模」と指摘した。またIMFは金融機関に資本の増強を求める一方、不良債権処理を進めるため、公的資金の投入も検討するよう提言している。」


■サンフランシスコに住む俺の親友デイヴィッドは黒人でゲイで失業中でホームレス(ゲイ仲間の家を転々としている)。まるで現代アメリカ社会の諸問題を全て背負っているような男だ。会社員だったときにサブプライムローンでマイホームを建てたのに9.11テロ後の不況でリストラされて自己破産。それでも俺に会うと失業者用の食券でハンバーガーをおごってくれるのが泣ける。

「F1などを統括する国際自動車連盟(FIA)のマックス・モズレー会長の性的スキャンダルを英大衆紙が報じた。モズレー氏は「個人的問題」としたが、その内容がナチスの拷問をまねたSMプレイだった上に、モズレー氏の父親が第二次大戦前にナチスと関係があったことなどからファシズムや人種差別をめぐる政治・思想問題に発展。自国の歴史問題に敏感なメルセデスやBMWなどドイツ企業の他、ホンダやトヨタなど多くのチームも厳しく非難し、辞任を求めている。」



1995年、文藝春秋社の雑誌『マルコポーロ』が「ナチスによるユダヤ人虐殺はなかった」という記事を掲載。これに怒った米国のユダヤ人団体などが企業に広告掲載のボイコットを呼びかけ、同誌を廃刊に追い込むという騒ぎがあった。企業からの広告収入に依存する雑誌出版の仕組みを垣間見せる出来事だったが、同時にビジネスの世界におけるユダヤ人の影響力を見せつける事件でもあった。

世界の巨大資本を握っているのはユダヤ人財閥。ハリウッドの映画産業も、世界のダイヤモンド市場も、握っているのはみんなユダヤ人。「おたくとの取引やめますよ」の一言で世界中の企業に圧力をかけられる。
自動車産業、TV局、スポンサーというビジネスのしがらみに囲まれたF1の会長が勝てる相手ではない。

・・・ここまで書いて気がついた。

チベットに関して、なぜオリンピック協賛企業に対する不買運動が起こらないんだろう?聖火リレーを妨害する人たちから見たら、北京五輪を支援する企業も中国政府と共犯のはず。これがユダヤ人虐殺なら絶対モスクワ五輪の時みたいな世界的なボイコットにつながっただろう。この辺が世の中の動かし方を知っていてその力も蓄えているユダヤ人とそれ以外の民族の違いなんだろうな。

農作業のために仙台に行ったときのこと。

仙台は人生の半分を過ごした街なので自分にとっては庭みたいなもの。何でも知ってるつもりだったのだが・・・

「クリネックススタジアム」
これは宮城球場、地元の人は「楽天の球場」と呼ぶ。以前は「フルキャストスタジアム」だったのだが、人材派遣会社フルキャストが問題を起こしたために命名権が変わって「日本製紙クリネックススタジアム」に。ところが日本製紙も再生紙偽装問題を起こしたため、「日本製紙」が取れて「クリネックススタジアム」に落ち着いた。ちなみに楽天イーグルス誕生のきっかけを作ったのはホリエモンとライブドア。問題企業全員集合だ。

ここまでは大丈夫。ところが、

「ホットハウススーパーアリーナ」
これはわからなかったな。調べてみたら昔の「グランディ21」、宮城県総合運動公園のことだった。

「東京エレクトロンホール」
宮城県民会館のこと。宮城県なのに「東京〜」って(笑)。すでに地下鉄駅の案内板にも「県民会館」とは書いてないのが県民サービスとしては致命的。

そもそもホットハウスも東京エレクトロンも、何の会社だよ?

「ENEOSの森」
県有林にまで企業名が付いていた。

宮城県は命名権で稼ぐことに夢中のようだ。
まるでお金に困って何でも質屋に入れてしまう貧乏旗本みたいだぞ。

次に仙台に行ったとき、青葉城の名前が変わってないことを祈る。

f216130f.JPGどーよ?この勇姿!

週末、宮城県のある農家でコメの種まき作業を手伝ってきた。

コメ作りは田植えからスタートだと思っている人も多いが(俺もそうだったが)、

その苗はどっから来るんだい???

まずは種(モミ)をまいて発芽させ、一ヶ月ほどかけて苗に育てる。
この地域では4月はじめに種まき、5月上旬に田植えをする。

種まきとはいっても、実際に種をまいてくれるのは機械。
人間は機械が土、水、種、土の順でガガガガガーッと入れてくれたトレーをネコ車でビニールハウスに運び、一面に並べる。

ビニールハウス2面分でトレー700箱!
写真のネコ車70往復分。
水を含んだ土を運んでるようなものなのでかなり重い。

さらにビニールハウスの中で並べる作業もしんどい。
ずっとしゃがみっぱなしの上、暑い。

世の中では「温室効果ガス」が地球の気温を何度か上げているらしいが、

リアル温室はサウナだ。蒸し風呂だ。
冬の間ここで暮らしたら暖房費が要らないぞ。
ホームレスになったら、段ボール小屋よりビニールハウスの方が快適なんじゃないだろうか。

ホームレスと言えば、
都会で働き口がないホームレスやニートを農村に移住させて農作業させたらどうなんだろう?
都会の失業率と農村の跡継ぎ問題が一挙に解決できると思うけど。
それに国もコメの需要低下に伴って「減反政策」を進めて水田を放棄させてきたけど、
その分小麦の生産を奨励すれば小麦の自給率も上がっていたはず。
太陽光発電もいいが、最も効果的に太陽光を利用しているのは農産物の光合成だと思う。
海外から食料を輸入するより、輸送の燃料(CO2)排出が格段に少なくて済むし。

農作業してるといろんなことを考えてしまうな・・・と思っていたら、

「ほら!ぼんやりしてねえで箱持ってこい!」
「あ、はい!いま行きまーす!」

Q:地球環境が悪化してきているが?
A:小学校のうちから環境について正しく教育するべきだ。

Q:凶悪犯罪が増えているが?
A:子供のうちから命の大切さを教えるべきだ。

Q:ニートが増えているが?
A:小さいうちから職場体験をさせるべきだ。

・・・立派な意見に聞こえるけど、全部アウト。
何でもかんでも子供のうちに教育すれば済むってもんじゃない。

理由は3つ。
1 いま問題を引き起こしている大人に対しては何の解決にもなっていない。
2 “正しい”教育を受けた子供たちが大きくなって社会を変えてくれるまで、何十年か待たなければならない。
3 そもそも思った通りに子供が育ってくれないのがいまの学校の現状。

単純な理屈だけど、小論文入試ではこの手の答案が続出するんだよね。
「誰が」「なぜ」「何を」しているのか、具体的に問題をとらえていないから。

地球温暖化なら
誰が…中国やインドなどの途上国が
なぜ…経済の急激な発展のために
何を…二酸化炭素の排出を増やし続けている

こうすれば、「途上国に対しエコ技術を供与するべき」となるだろう。

(実はこれも「なぜ技術供与が進まないのか」という新たな問題を提起してしまうけど、ここでは省略)

解決策が白々しいと思ったら、問題点を具体的に。「誰が」「なぜ」「何を」。

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